44話 ベルフェゴールside ページ45
今日、この前入ってきた女との任務がある。
けど、その女が来たのは任務ギリギリの時間。王子を待たせるとか生意気。
そのあとは特に話もせず、目的地に向かった。目的地はボロっちい廃墟で、庶民にはお似合いの場所だった。
今は、敵の動向を探るために森に隠れてる。王子の俺がやることじゃねぇーし、俺は時間潰しにナイフをいじっていた。
少しして、女の視線を感じた。
「ベルフェゴールさんは、本物の王子様なんですね」
なんだコイツ、少しは見る目あるんじゃねぇの？
「！当たり前だろ！だってオレ王子だもん」
「その、金色の髪もティアラも絵本に出てくる王子様みたい」
「うししっ！わかってんじゃん、俺の事王子ってよんでいいぜ」
「…王子…さん」
「さんとかいらねぇし、敬語もはずせよ」
王子、なんて実際に呼ぶやつが珍しくて少し嬉しかったから特別に敬語は使わないでもいい事にしてやった。
「うん、ありがとう。王子」
「しししっ！そろそろ行くぜ、姫っ！」
こいつは俺の“王様”の婚約者だから姫。王女でもいいけどなんか姫の方がしっくりくる。
森を出て、その後は作戦通りに動いた。俺が外の敵を片付け、姫が中の敵を片付ける。
手始めに、外にいた見張りをナイフで切り裂き注意を引く。すると虫みてぇにわらわら湧いてくる。
「うししししっ！」
とにかく、刺して切り付け刺して切り付けを繰り返した。
辺りには血の匂いが充満し、王子の下には死体が積んである。王子であるこの俺は王子らしく、座して姫を待った。
少しして、姫が廃墟から出てきた。俺の姿を確認すると手に持っていた起爆スイッチを押した。姫の後ろからは爆発音が響く。
「うししっ、これで任務しゅーりょー！早く帰ろーぜ」
「そうだね」
帰りは姫と話をしながら帰った。話していくうちに姫には名前で呼ばれたくなったから、名前で呼ぶように言った。
“ベル、これからよろしく”
“ししっ！姫もな！”
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Ｙ(プロフ) - 扇華→さん» またまたコメントありがとうございます！偽名などを使うことがあればそうしますね！！ (2017年9月20日 15時) (
レス) id: c00b022e20 (このIDを非表示/違反報告)
扇華→(プロフ) - こちらこそありがとうございます！（人１）を使いたい場合は通り名と言うか、偽名？を考えてでも楽しいかなと思います！ (2017年9月20日 9時) (レス) id: 3c402464be (このIDを非表示/違反報告)
Ｙ(プロフ) - 扇華→さん» ありがとうございます！それではこれからチマチマと直していきますね！(名前)に。それと、全然図々しくなんて無いですよ！むしろ、意見をいただいて感謝しています！！ (2017年9月19日 23時) (レス) id: c00b022e20 (このIDを非表示/違反報告)
扇華→(プロフ) - Ｙさん» とても面白いので何度も読み直しちゃいますねw希望？っていうかだと名前変換をしなくてもいいようにして欲しいかなーと…（名前）でかってに変換されるので（人１）ってやるよりは良いかな…なんて（図々しくてごめんなさい！） (2017年9月19日 23時) (レス) id: 3c402464be (このIDを非表示/違反報告)
Ｙ(プロフ) - 扇華→さん» あぁぁ！！もう、本当にありがとうございます！最初から読み直していただけるなんて…すごく嬉しいです。更新頑張ります！ (2017年9月19日 19時) (レス) id: c00b022e20 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Y x他1人 | 作成日時：2017年1月3日 23時
