15話 スクアーロside ページ16
頭に何かが刺さりはっと意識を取り戻した。
いつの間にか女はXANXUSに忠誠を誓っていた。その光景は意識が飛びかけていたせいでうっすらとしかないが。
そしてこれから、談話室に行き幹部に女を紹介するようだ。
談話室に近づくにつれ、騒がしくなって行く。何回注意しても直しやしねぇ。
少し息を吐き、談話室の扉を開け声をはりあげる。
「ゔぉおおおおおおおおいい！！！！！うっせぇぞぉ！！！」
「てめぇの方がうるせぇーよ！！」
「んだとぉ？！」
「ベルの言う通りさ、スクアーロ。君の声は無駄に大きいんだから少しは抑えなよ」
その台詞に舌打ちすると、「退け」と一言。その一言に従い右側にずれる。
そして女がXANXUSに呼ばれ、一歩足を踏み入れた。
「この度ヴァリアー虹の幹部となりました。沢田Aと申します」
そして、きっちりと頭を下げた。こんな硬っ苦しい挨拶をするのはレヴィくらいだろうか。
「つーことだァ、明日から任務を行う。初めの内は幹部で交代してペアを組む。わかったかぁ？！！」
ヴァリアー幹部に新人が来る場合、その新人とその他の幹部でペアを組ませ任務を行ってもらう。大まかな理由は二つほどある。
新人が裏切る可能性を見極めるのが一つの理由だ。もう一つは新人の実力を把握する事。ヴァリアーは基本実力主義だ。実力のない者は貴族だろうとマフィアだろうと関係なく下位に落としていく。
それが独立暗殺部隊ヴァリアーだ。
だが、その意図を理解してないガキが一人いる。ほんの数ヶ月前に入ったばかりの新米だ。殺しの才能はヴァリアーでも群を抜いているが、まだ齢八のガキだ。一人でヴァリアー城に乗り込んできたかと思うと自分の実力を見せ付け入隊を許可された特例中の特例である。
そんなガキ、ベルフェゴールは自称王子を名乗り今も「なんで王子がこんな庶民と一緒に任務なんかしないといけねぇんだよっ！」と反抗的だ。
このガキの事だから、いつもの様に三日月のような口を広げ“しししっ”と笑い歓迎すると思ったがそうではないらしい。
ちなみに後からマーモンに聞いたところによると、たまたま牛乳が切れており機嫌が悪かったそうだ。クソくだらねぇ。やっぱガキだな。
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Ｙ(プロフ) - 扇華→さん» またまたコメントありがとうございます！偽名などを使うことがあればそうしますね！！ (2017年9月20日 15時) (
レス) id: c00b022e20 (このIDを非表示/違反報告)
扇華→(プロフ) - こちらこそありがとうございます！（人１）を使いたい場合は通り名と言うか、偽名？を考えてでも楽しいかなと思います！ (2017年9月20日 9時) (レス) id: 3c402464be (このIDを非表示/違反報告)
Ｙ(プロフ) - 扇華→さん» ありがとうございます！それではこれからチマチマと直していきますね！(名前)に。それと、全然図々しくなんて無いですよ！むしろ、意見をいただいて感謝しています！！ (2017年9月19日 23時) (レス) id: c00b022e20 (このIDを非表示/違反報告)
扇華→(プロフ) - Ｙさん» とても面白いので何度も読み直しちゃいますねw希望？っていうかだと名前変換をしなくてもいいようにして欲しいかなーと…（名前）でかってに変換されるので（人１）ってやるよりは良いかな…なんて（図々しくてごめんなさい！） (2017年9月19日 23時) (レス) id: 3c402464be (このIDを非表示/違反報告)
Ｙ(プロフ) - 扇華→さん» あぁぁ！！もう、本当にありがとうございます！最初から読み直していただけるなんて…すごく嬉しいです。更新頑張ります！ (2017年9月19日 19時) (レス) id: c00b022e20 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Y x他1人 | 作成日時：2017年1月3日 23時
