道化師の仮面 No.2 (ページ6)

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quaranteｰdeux ページ6

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高地side

朝8時、お天道様はご機嫌らしい

今日も活気溢れるこの街に彩りを添えている

身支度を整え

職場である喫茶「トーン」へ来たのはいいものの...

ジェ「こーち！！なんであの日居たのが大我だって教えてくれなかったの！！」

出勤早々、この大男に何故か絡まれている

それもそのはず

この大男ことジェシーと、
そこでのほほんと珈琲を啜ってる坊ちゃんこと京本大我は、

幼い頃の友達らしい

驚きまくってるジェシーと

大して驚いてないってか、気にしていない大我

お互いに向ける矢印の大きさに些か風邪をひきそうだが。

...まぁ、「らしい」とは言ったが、
阿部ちゃんから聞いてたし、
樹の情報収集でもそのことは分かってたんだよね

でもさ、

「言ったところであの日は会わせるわけないだろ。」

任務に支障をきたすことはしない

意識がそれたり、集中が途切れることが任務失敗、
ひいては己の身を守れない原因になりかねないからね

...てか、俺のことはほっといてくれ

(今は誰とも関わりたくないんだよ。)

数人にはバレてるんだろうけれど、

先日の花園家での失態が尾を引いてるんだ

大きな怪我ではないにしろ、

しんたろーに怪我を負わせちゃったし...。

松「こーち。」

って思ってるのに、

(てか、お前は察してるだろ俺の気持ち)

「…何、北斗。」

松「頼んでいた毒薬の解析。終わったらしいよ、だから…」

...イモムシを潰したよーな顔するんじゃないよ。松村の北斗くん。(苦笑)