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#427 ページ40

気を失ったAちゃんの手を握る業くんと、心配そうに見守る学秀くん。俺の隣で黒いオーラを発し始めたゼロに苦笑する。


「降谷ちゃーん?顔怖すぎるよ?」

「まぁたった1人の家族が狙われてんだから仕方ねぇ気もするけどよ…。業達もいんだからもう少しは抑えろよ」

「そうだな、すまない」

「犯人を見つけ出しました!!」


その声で、すぐさま携帯を取り出す。全員の携帯に映し出されるひとりの男。


「こいつか」

「はい!この家の防犯カメラから足付きを確認し、街灯の防犯カメラを使い探した所現在この男は自宅であろうアパートへ入っていきました」


.
.
.

『…ん…』


意識が浮上して、目を開けた。


「A!」

「大丈夫か」


業や学秀の声が聞こえて顔を向ける。零やヒロくん達もまだいるようで、「心配をかけちゃったなぁ…」と思った。


『うん、大丈夫』

「良かった…」

「心配したぜ」

『ごめんね、皆』

「謝んなって、Aはなんも悪ぃことしてねぇんだから」

『うん』


陣平くんがそう言ってくれて、少しだけ心のモヤモヤが無くなった気がする。


「…居場所は分かった。捕まえに行くぞ」

『零、私も連れて行って!!』


起き上がってそう言うと、零だけじゃなく皆目を見開いた。


「何言ってんの、A。危ないって」

「そうだ。ここでじっとしてた方が…」

「…A、自分が何言ってるわかってるのか?」


低い声に少しだけ体を震わせた。零が怒ってるとすぐに察知した。


『分かってるよ』

「分かってないだろ!!いいか、相手は犯罪者なんだぞ!!Aが叶うような奴じゃない!!何持ってるかなんて分からないんだ!!』

『知ってるよ!!そいつが犯罪者なんてこと私がいちばん知ってる!!』

「知らないだろ!?!?いいか、そいつは家に入っただけじゃない連続殺人犯かもしれないんだぞ!?」


その言葉に、私は目を見開いた。


『…へ』

「今の所はまだ確定したわけじゃない。だが可能性は充分高い。そんな危ないところに連れて行けるわけないだろ」

『行くよ、それでも』


私達の言い争いにヒロくんは苦笑していた。

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ゆあ(プロフ) - EOniさん» コメントありがとうございます!コナン編作成まで暫くお待ちください! (4月23日 23時) (レス) id: e604285060 (このIDを非表示/違反報告)
EOni(プロフ) - 凄い気になる最後でした!暗殺教室編お疲れ様です。コナン編も頑張って下さい! (4月23日 7時) (レス) @page50 id: 935574fa3d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆあ | 作成日時:2023年7月14日 9時

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