絶対的アイデンティティ-Sho.S- (ページ2)

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今日の講義はこれからどんなことを学ぶのか

詳しく説明されて解散。

人気なだけあって櫻井教授の話し方は

テレビ番組を観てるかのように

すらすら進んでくのに分かりやすかった。

『ね、Aちゃん！お昼一緒に食べない！？

良かったら俺の仲間も紹介するし！！』

「え？あぁ...い『ね！いこ！』

初めてちゃんと見た相葉雅紀、という少年の顔は

キラキラ、という効果音を付けたくなるくらいの

とびきりスマイルでちょっとおかしかった。

手を引かれて着いたのは食堂。

最近改装したらしく、お洒落なカフェみたいに

なっている。

『あ！いた！お待たせ～！』

相葉雅紀が向かう先にはこれまた顔の整った男子。

近づくにつれてその白くて透き通った肌が見える。

『相葉さん、もう女の子連れてるの？早くない？』

『え？そう？たまたま隣の席だったんだよ～！

あ、こっちはニノね！二宮和也！和也って書いて

かずなりって読むんだよ！』

空に文字を書いて説明してくれる相葉雅紀の指を

見てたら視界にフレームインしてくる二宮和也。

やっぱり真っ白の肌に、女の子みたいな

柔らかい雰囲気と綺麗な色の目。

『あ、俺に見とれちゃった？相葉さんなんか辞めて

ワタシにしとく？』

「は？何言ってるんですか、私は相葉さんに

連れてこられただけです。」

『なーんだ、相葉さんナンパしたのかと思った。』

『それはいくらなんでも早すぎるよ！

まだ出会ったばっかりなのに。ね？』

『それより翔さんまだ？』

『んー、あ！来た来た！』

「翔さん.......？」

そこに居たのは私たちの教授。

『うぃー、お待たせ～』

櫻井翔。