三十一話 共同戦線 ページ33
さて、今日は太宰さんと一緒に、中也さんに悪戯をしに行きます!
正直めっちゃ楽しみですニコニコ
『それで、どんな事をするんですか?』
「ふふふ、Aちゃん、人は自分の愛車が消えたらどのような反応をするのか、気にならないかい?」
『中也さん愛車持ってるですね』
「以前私が中也の車に爆弾を仕掛けた事があるのだけれど、相当なダメージを喰らっていたよ」
ば、爆弾って、、いきなり物騒なワードが飛び出してきた
『その愛車を私の異能力で消すんですか?』
「そうだよ、そうすれば慌てふためく中也を見れる!」
『よし、やりましょう!!』
思い立ったら即行動な二人が向かった先は……
中原幹部のMY HOMEです!!
『ひっっっっっろ!!』
「相変わらず高そうな車だねぇ」
『中也さん運転出来るんですね、なんか似合ってて格好いいです』
「Aちゃん…………………………?
君は人間かい?」
中也さんが格好良いと云ったら、太宰さんが地球に降り立った宇宙人みたいな反応をしたので
慌てて誤魔化しました。
「おっと、そろそろ来るね。
この時間中也は車の手入れをする筈だから、其処の棚を漁る時に車を消すんだ、いいね?」
『はい!』
流石太宰さん。作戦完璧っすね。
「よし、来たな。車に隠れよう。」
……あれ、これ車消したら私達見つかるのでは??
「お、俺の愛車はいつ見てもかっけーな。」
愛に溢れてますなーご本人登場っ!!
あ、太宰さんの予想通り棚を漁り始めた。
「よしAちゃん、今だ!!」
見つかっても大丈夫という事かな、信じますからね!?
『 異能力・消滅ノ光 (小声) 』
パッ
「よし、先ずは此れで………
ん?あれ、俺の車は?」
あれ、私達に気付いてない?
「さっきまで此処にあったよな。えっ、は、え?
お、」
「『 (お?) 』」
「俺の愛車ぁぁぁああ!!何処行っちまったんだよおおお!!!」
あれ、私達に気付いてない?そんなにショックだったのかな、、
「ちゅうやぁ〜〜」
「はあ?!んだよ
ってクソ太宰!!何で此処に居やがる!」
「何でだと思う? ( ̄∇ ̄)ニヤァ」
「真逆………おい、俺の車を返しやがれ」
「中也が自分の車を消されたくらいで こんなに取り乱すとはねぇ〜〜。
仮にもポートマフィアの幹部ともあろう者がねぇ」
すんごい煽るじゃん。
中也さんが凄く恨めしそうな顔してる、、
というか、私の存在気付いてます?
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作者名:まくら枕 | 作成日時:2021年7月11日 17時