繰り返しに日々にサヨナラ

15 ブルースターside ページ16

有｢大丈夫だって。あいつの鼻はめちゃくちゃいいから。てかお前馴染むの早過ぎだろ。流石の俺でもビビるわ。」


なるの肩を寄せながら話す。

栄治を弾たちに任せ、俺はなるのことに専念することにした。

少しでもなるの気を栄治から離そうと少し場違いな話題をえらんで。


な｢俺が馴染みやすいんじゃなくてみんながいい雰囲気を作ってくれるからだよ。」


目に溜まった涙を拭きながら答える。


有｢嬉しいこと言ってくれるじゃん。でも、今のこの雰囲気を作ってくれたのが栄治なんだよな〜。俺だったら｢上下関係なし!｣とか思いつかねぇもん。頭いいやつはかっけぇな!｣


な｢何その感想(笑)。でも、俺に気を遣って話題を選んでくれるゆき兄もかっこいいよ｣


有｢おま、恥ずかしいこと言うなよ(照)。｣


なるには最初からお見通しみたいだな。

最初来た時から周りが見れて、しっかりしているなとは思っていたけど18歳には見えないくらいしっかりしている。

俺の18歳なんて先輩に怒られっぱなしだった。


な｢何照れてんの(笑)。あっそういえば、、、。｣


なるが何かを言いかけた時、栄治を寝かせるためにベッドへ向かった巧と様子を見に向かった弾と宝が戻ってきた。


な｢栄治さんどう？｣


落ち着いた声で聞いている。

というより無理矢理落ち着かせているんだろう。


弾｢身体的な異常はない。おそらく精神的なものだと思う。｣


な｢そっか、、、。｣

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