私が変われた理由＿２

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独歩side



聞き間違えかと思った

このまままた消えてしまいそうな顔で眠り続ける

ほう思ってた

けど俺の目の前に居るAは

ハッキリ口に出して言った







A｢独歩…ただいま…｣









目が開いて俺と目が合う

口を動かして微かな声で俺の名前を呼ぶ

俺は立ち上がりAを抱きしめる









A｢ﾌﾌ…痛い…独歩…暖かいね…((ﾆﾍ｣







驚きながらも可笑しそうに笑い抱き締め返してくれる







独歩｢待ってた…ずっと…ｯ…待ってた…っ…｣







情けないくらい声が震えて涙が止まらない

でもずっと待ってたんだ

その細い腕で笑顔で声で

抱きしめて欲しかった笑いかけて欲しかった

名前を、名前を…









独歩｢名前を…呼んで欲しかった…っ…｣



A｢うん…ごめんね…独歩…私は生きてる…ここに居る…私っ…生きてる…！…｣









振り絞るように出した声

でもそれはAの心の叫び

嬉しい叫びだった









A｢もう…独歩泣きすぎ…ﾌﾌ｣


独歩｢だっで…｣


A｢変な顔…ｱﾊﾊ…w」


独歩｢Aこそ…ﾊﾊ…w｣









俺達はお互いの涙を拭いあい

笑った

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