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Aside
パチと目を開ける
辺りは真っ暗で静かで光1つ無い
A「あぁ…やっと死ねたのか…フフ…やっと…」
地面に横たわり目を瞑る
その時聞こえた懐かしい優しい声
低過ぎずちょうどいい声のトーン
??「A」
A「誰…?」
声のする方に目を向ける
するとそこには私の1番会いたかった人が
優しく微笑み立っている
私は立ち上がりその人に向かって走り抱きつく
ギュッ_
A「お父さんっ…」
父「大きくなったなぁA((ニカッ」
A「お父さんっ…会いたかった…!」
私はお父さんに抱きついたままそう言って
子供のように泣きじゃくる
そんな私を優しく抱きしめてくれるお父さん
父「A…お前はまだここに来ては行けないよ」
A「どう…して…?」
父「お前には、待っていてくれる人達が居るだろう?」
A「居ない!!私を待っててくれる人も、望んでくれる人も誰も居ない!!お母さんだってっ…私は人形じゃないのっ…私は道具じゃないのっ!!」
父「A…とりあえず座りなさい」
A「…」
お父さんにそう言われ向き合うように座る
そして少し困ったように優しく微笑み
父「ああなってしまったのは、お父さんのせいなんだ…お母さんが不安な時に死んで居なくなってしまったからなんだ…すまない…」
A「お父さん何があったか教えてよ…」
父「あぁ…」
それからお父さんから聞かされた話は
私は未熟児で生まれてきたこと
体が弱くて産むのもリスクがあったこと
それでも私を産むって選んでくれたこと
毎日保育器で眠る私を見て不安で泣いていたこと
私にいい子なんだからと言うのはお母さんも同じように育ってきたからということ
1日を過ごす度お父さんに相談していたこと
父「だから…お母さんを許してやって欲しい…」
A「お母さんが…私にしてきたことは許せない…でも…今ならちゃんと向き合える気がする」
父「あぁ、Aなら大丈夫だ」
A「うんっ((ニコ」
お父さんと約束を交わした瞬間
私の体を光が包み込む
父「目が覚めたらお母さんにこう言ってくれ_」
A「分かった、伝えるね!」
父「お前がお母さんとの子供でよかったよ((ニコ」
A「っ…」
溢れる涙を堪え叫ぶ
A「私も良かった!」
お父さんは優しく微笑み
_愛してるよ
そう言った
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Yu-grena(プロフ) - 夢野桜さん» か、神作だなんて、、ありがとうございます。。まだまだ未熟ですし、仕事の関係で中々更新出来ませんが、これからも応援・閲覧宜しくお願いします! (2019年7月8日 0時) (レス) id: 9b22228248 (このIDを非表示/違反報告)
夢野桜 - やばっ!ちょここに神作がある(号泣) (2019年7月2日 6時) (レス) id: b3482bceff (このIDを非表示/違反報告)
Yu-grena(プロフ) - 志蘭さん» あ、ああ、ありがとうございます!こんな拙い作品にそう言って頂けて嬉しいです(;;)更新速度は仕事などで遅いですが、これからも頑張りますので、応援の方宜しくお願い致します! (2019年6月15日 22時) (レス) id: 9b22228248 (このIDを非表示/違反報告)
志蘭 - ああああああああああああああ神すぎる!!!!涙でできました(;;) (2019年6月3日 9時) (レス) id: d0a41df658 (このIDを非表示/違反報告)
Yu-grena(プロフ) - 彼岸花さん» わぁぁぁぁぁ!?り、りっちゃんさんに続き彼岸花さんまで神だなんてっ!!ありがとうございます…もう本当に嬉しいです、これからも頑張るので応援宜しくお願いします(泣) (2019年6月2日 23時) (レス) id: 9b22228248 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Yu-grena | 作成日時:2019年4月21日 23時