私が変われた理由＿２

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左馬刻side





Aが下に落ちていく

観音坂は叫び泣いている

先生は膝から崩れ落ちて下を向いている

俺は＿









グイッ＿









左馬刻｢おい…銃兎テメェ｣


銃兎｢私は普通に話をしようとしただけです｣


左馬刻｢テメェがその話をしなけりゃあいつは！！｣


銃兎｢過去に向き合わずに居たら死ぬんだよ！！辛いものに食われて消えていくんだよ！！｣


左馬刻｢っ…｣









俺の手が緩んだと同時に払われる

そう叫ぶ銃兎の目には微かに涙が溜まっている









左馬刻｢でもテメェは人殺しと同じだ。そんな奴は俺のチームに要らねぇ。｣



銃兎｢…っ、勝手にしろ！！｣









銃兎には酷な話だよな

ずっとこんなどうしようもねぇ俺を支えてくれた

なのにチームに要らねぇなんてよ…









左馬刻｢ﾊﾊｯ…なぁ母さん、俺はこれで良かったのか…？｣









下を向いてそう吐く俺を

殴って前を向かせる奴は居ない









寂雷｢左馬刻くん、観音坂くん、とりあえず長谷さんの運ばれた病院へ行きましょう。ここで止まっていてはダメだ。｣



独歩｢っ…はいっ…！｣









先生はそう言って俺に微笑む









左馬刻｢おうよ｣









俺はそう言って涙を強く拭った

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