検索窓
今日:2 hit、昨日:10 hit、合計:71,268 hit

−73− ページ22

独歩side



Aが入って行ってすぐくらい




ガタンッ!





左、銃、独「!!!!」





大きな音に3人揃って反応する

扉の隙間から除くと

Aの足元に倒れる教卓と男子







独歩「どうなってるんだ…」

銃兎「どうやら彼女はやられっぱなしの女ではないんですね」

左馬刻「あいつはずっと本心を我慢してたんだ。見てようぜ」







正直俺は2人みたいに冷静には居られない

心配で仕方ないし今すぐ手を引っ張りたい

けど、







A「はっ、その場に居た奴も、それを止めずに一緒になって笑ってたお前らも全員同じだろうが!!」






あんなに声を荒らげるAは初めてで

止めに入ったらダメだと瞬間的に思った

それからAは絡まった糸が解けたように

言葉を本音をぶちまける






おもむろにポケットからナイフを取り出すA







銃兎「おいおい…それはダメだろっ」






入間さんが向かおうとすると碧棺さんがそれを止める





銃兎「なぜ止める」

左馬刻「まぁ早まんな、見てろ」

独歩「……」





碧棺さんに言われた通りに前を向く



Aは女の上に跨ると女の横目がけてナイフを突き刺す





A「血が出て、痛みに悶え苦しむんだろうな。
なぁ、私の気持ちがわかったか?毎日同じようにこれが体に刺さってたんだよ、画鋲口に突っ込まれて、切られて刺されて、その上から殴られて蹴られて…そうやって私の心をどんどん殺してたんだよ!!」






Aの悲痛な叫びが静まり返る教室に響く


左、銃、独「……」


俺達は静かにそれを聞いている

最後に振り絞るように出した声







A「私だってお前らみたいに自分らしく生きてぇんだよっ!!!」








その言葉が俺達3人に刺さる

自分らしく…そうだAは

自分さえ分からなかったんだと_

−74−→←−72−



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (71 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
154人がお気に入り
設定タグ:ヒプマイ , 観音坂独歩 , 恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

Yu-grena(プロフ) - 夢野桜さん» か、神作だなんて、、ありがとうございます。。まだまだ未熟ですし、仕事の関係で中々更新出来ませんが、これからも応援・閲覧宜しくお願いします! (2019年7月8日 0時) (レス) id: 9b22228248 (このIDを非表示/違反報告)
夢野桜 - やばっ!ちょここに神作がある(号泣) (2019年7月2日 6時) (レス) id: b3482bceff (このIDを非表示/違反報告)
Yu-grena(プロフ) - 志蘭さん» あ、ああ、ありがとうございます!こんな拙い作品にそう言って頂けて嬉しいです(;;)更新速度は仕事などで遅いですが、これからも頑張りますので、応援の方宜しくお願い致します! (2019年6月15日 22時) (レス) id: 9b22228248 (このIDを非表示/違反報告)
志蘭 - ああああああああああああああ神すぎる!!!!涙でできました(;;) (2019年6月3日 9時) (レス) id: d0a41df658 (このIDを非表示/違反報告)
Yu-grena(プロフ) - 彼岸花さん» わぁぁぁぁぁ!?り、りっちゃんさんに続き彼岸花さんまで神だなんてっ!!ありがとうございます…もう本当に嬉しいです、これからも頑張るので応援宜しくお願いします(泣) (2019年6月2日 23時) (レス) id: 9b22228248 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Yu-grena | 作成日時:2019年4月21日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。