Ａ級ソロの彼女

１１話 ページ11

Aside



公平の緊急脱出と共に、遠くでも三本の光が飛ぶ


士郎と遼、あとは充か





A「はぁー、私の仕事はここまでかな」


米屋「Aさんヤバすぎ」


A「それはどういう意味で？」


米屋「キューブのデカさもそうだけど、ONとOFFの切り替えが」


A「…そうね。ねぇ…私って残酷？」





さっきのはやり過ぎたかなと反省


やっと心を開いてくれた秀次


そして私にアタックしてくれた公平


その二人に対しての申し訳なさに少し気が滅入る





米屋「いや、そんな事ないと思いますよ」


A「そうかなぁ…」





そんな話をしていると、遠くで二本の光


太刀川さんと風間さんの光だ


それを陽介と見ていると迅から連絡が入る




〈迅「A、こっちも終わった。多分本部に聞かれまくるから、そのまま本部向かって」〉


A「了解。これで私が怒られたら迅のせいね」


〈迅「ハハハ、分かってるよ(笑)」〉


A「後でね」




ピッと連絡を切り、トリオン体を解除


ノーマルに戻れば、隣に居た陽介もトリオン体を解除





A「フゥ…とりあえず本部戻ろうか」


米屋「了解です」


A「はぁ〜…本当面倒臭い」


米屋「で、本当はなんで迅さん側に？」


A「あー……戦闘仲間と小さくて可愛いにつられた」←


米屋「えぇー」





仕方ないじゃないか、可愛い子好きなんだもん((


それに戦闘仲間が増えるって聞くと


実はワクワクして仕方ないのだから





米屋「報酬は？」


A「チーズケーキ」


米屋「好きっすもんね(笑)」


A「甘いものの中で一番好き」





そんな話をしながら本部に到着


既に迅は着いていたみたいで、嵐山隊は隊室へ


陽介と分かれて本部のドアを開けば


それはそれは怖い顔をしたタヌ…鬼怒田さん


わぁー怒ってるー




迅「どうも〜実力派エリート迅、ただいままいりました〜」


A「戻りました」


鬼怒田「貴様ぁ〜！よくも呑気に顔を出せたな！花梅を利用しおって！」


迅「そう怒らないでくださいよ。血圧上がりますよ」


鬼怒田「キーッ！」


A「まぁまぁ…」





鬼怒田さんが落ち着くと


城戸さんは重いため息を吐いて此方を見る


流石に城戸さんの目は今でも緊張する





城戸「花梅、何故お前がそちら側についた」


A「すみません、ズルいやり方は嫌いなので」


城戸「何？」




この際だから、思った事を言ってしまおう


そう決意し口を開いた

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