Ａ級ソロの彼女

６話 ページ6

出水side


俺には好きで好きでたまらない人がいる


Ａ級ソロの花梅Aさん


俺の２つ先輩で容姿端麗、頭も良くて戦闘も強い


うちの隊長、太刀川さんも勝ったことの無い人


自分にも他人にも厳しく、時に優しい彼女は


ボーダーの皆から好かれ慕われている


そしてやっと長い長い遠征から帰ってこれた


と喜んでいたのに、一緒に居られない事実…






出水「なんでだよぉぉぉ！！」


国近「何を叫んでるのかね〜」


出水「柚宇さん…Aさんと…居れない…」


国近「あらら〜花梅先輩人気だからね〜(笑)LINEは？」


出水「ハッ！その手があった！」←


国近「(忘れてたんか〜い)」






柚宇さんに気付かされスマホを取り出し


LINEを開いてメッセージを送る





――――――


出水Aさん、Aさん、Aさん



Aはい、はい、はい。どうしたの?w



出水帰ってきて下さいよ…抱きしめたいです…



Aおうおう、キャラぶれてるよw…うーん、私も今すぐ帰りたいんだけど、どの道また後で会うから、今は我慢して貰えると助かるかなー



出水好きな人にくらい素直でいいでしょ…この後?…分かりました…我慢します



Aよし、いい子。笑。また後でね



――――――




何で今じゃ無いんだよ…とか思いつつ


後で会えるならいいかと諦める


にしても…






出水「太刀川さん遅いなぁー…なんの指示も無くランク戦行ったとか言わないよな…？」


国近「それはないでしょ〜」


出水「そうっすかね…」






柚宇さんとそんな会話をしていれば


ウィーンと開く隊の扉


目を向ければそこには話題の中心になっていた


太刀川さんと他隊の人達






出水「いや、なんで槍バカが居るんだよ」


米屋「よぉ弾バカ、A先輩と居られなくて拗ねてんだって？ww」


出水「うるせぇよ((怒」


風間「お前達その話は後だ。今はこの後すぐの作戦を立てなければならない」


出水「作戦？」






聞けば玉狛に黒トリガーが入ったらしい


槍バカと三輪の話によれば迅さんが一枚噛んでるらしい


迅さんか…Aさんにやたらちょっかいを…


そこまで考えて止まる






出水「(まさか……いや、きっと無いな…ないと信じたい…)」






Aさんも…なんて嫌な予感を抱きながら


太刀川さん達の作戦を聞いた

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