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Aside





ギュッと優しく抱きしめてくる炭治郎


炭治郎の体はいつも暖かい


子供体温って表現が合うかもしれない


前に回る手に触れればその手も絡め取られる


昔とは違って綺麗で大きな手、指も長くて細い


それに昔の子供っぽさもなくて一気に男の子になった


ふと気になった事









A「炭治郎は…」



炭治郎「ん?」



A「炭治郎は…高校に入るまで…彼女とか、居た?」



炭治郎「え?」



A「あ…いや、やっぱりいい…」









気になって自分から聞いたくせに


怖くて聞きたくないと思ってしまった


この手が私以外の子にも………嫌だ…


すると更にギュッと抱きしめられる









A「炭治郎…?」



炭治郎「居ないよ。俺、ずっとAさんしか考えてなくて、高校に入るまでずっと彼女なんて居なかったよ」



A「そ…っか…そうなんだ…良かった…」



炭治郎「Aさんは?」



A「私も居なかったよ…と言うか炭治郎以外にドキドキしないんだ」



炭治郎「そっか」









勝手に考えて嫉妬したのをきっと


鼻がいい炭治郎は気づいているだろう


でも触れずに抱きしめたりしてくれるのは


炭治郎の優しさなんだろう









A「ごめん…」



炭治郎「何が?」



A「気づいてるでしょ…」



炭治郎「うん、嫉妬した?」



A「ん…他に炭治郎に触れられた人が居たのかなって勝手に想像して嫉妬した…」



炭治郎「ハハ、可愛いなぁ。俺、Aさん以外に興味無いよ」



A「それ聞いて安心した…ありがとう」



炭治郎「よし、そろそろ戻ろう。もう3時前だ」



A「あ、本当だ」









名残惜しいが炭治郎の手を離し立ち上がり


借りていたパーカーを返し2人で部屋の前に戻る









A「パーカーありがとう、ゆっくり寝てね」



炭治郎「あぁ、Aさんも」









同時に扉を開けて部屋に入る


ドアに背を預けたままその場にしゃがみ込む









A/炭治郎「(はぁぁぁ……ドキドキした...///)」









炭治郎も同じようになっているなんて知らず


私は布団に戻り瞼を閉じた

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琴音 - めちゃくちゃキュンキュンしました!ありがとうございました🙇 (2022年5月8日 16時) (レス) id: 65eb06c570 (このIDを非表示/違反報告)
若菜 - え・・・『柱 最強の女』の(続き?)現代編、なんですか? ごめんなさい。知りませんでした。 (2022年5月8日 16時) (レス) id: 65eb06c570 (このIDを非表示/違反報告)
Yu-grena(プロフ) - かれんさん» かれん様!コメントありがとうございます!トマトのくだりに触れて下さりありがとうございます、本当嬉しいです( ;∀;)あ、その後日談いいですね!どうせなら寒い国に飛ばしましょうか!()うわぁぁぁぁ嬉しいです!これからも頑張ります! (2021年2月25日 1時) (レス) id: 5ec0d29db1 (このIDを非表示/違反報告)
Yu-grena(プロフ) - 明里さん» 明里様!嬉しいコメントありがとうございます!ハマるだなんて本当に嬉しいです!(泣)これからも頑張っていきますので、引き続き読んでくださると嬉しいです! (2021年2月25日 1時) (レス) id: 5ec0d29db1 (このIDを非表示/違反報告)
かれん - それと後日談として、あの体育教師を他の地方に移動させるか、めっちゃ寒い国に飛ばすというのはどうでしょうか(;゚∇゚)この小説大好きなので。 (2021年2月25日 1時) (レス) id: 029fc8293f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Yu-grena | 作成日時:2021年2月18日 19時

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