また君と一緒に_Season２

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Aside




突然家に入ってきた炭治郎に抱きしめられる


嬉しいはずなのに今は嫌だった


さっきの叩いてしまった事が気まづい


両手で体を押してみるもさらに抱きしめられる







炭治郎「ごめん...本当にごめん...。ずっと泣かせてばっかりでごめん...。あんな事言って傷つけて...最低な彼氏だ...。だけど俺...Aさんが好き、大好きなんだ、誰よりもずっと愛してる。三輪に言われた事がどうしても否定できなくて、それで俺っ...本当にごめん」



A「...私...炭治郎が来るまでずっと...皆居るのに何か足りなくて、心に穴が空いたみたいで空っぽだった...けどいざ再開して顔を見て...約束をしたのに先に死んでしまったって気持ちが溢れて...炭治郎の隣に居る資格がないって思ったんだ...。だから忘れたフリしてた...炭治郎は明るくて、誰にでも優しい、頼りになってしっかりした人。釣り合わないのは私の方だ...」



炭治郎「俺達...本当下手くそですよね」



A「そうだな...下手くそだ」



炭治郎「それでも...俺は貴方を誰にも渡したくない。我儘なのは分かってる、矛盾してる事も...だけど俺はこれからもAさんと居たい」



A「当たり前だろう...？私だって炭治郎を他の人に渡したくない」









お互いがお互いに悩んで考えて空回りしてぶつかって


昔のような器用さも無くなって下手くそになった恋


でもお互い誰にも譲れない大切な人









炭治郎「もう一度一からやり直そう」



A「うん、もう一度」



炭治郎「俺、まだまだ子供だし悲しい思いもさせるかもしれないけど、それでもAさんが好きだ。俺と付き合ってくれますか？」



A「私で良ければ喜んで」









目から流れる涙を優しく拭われる


けどそんな炭治郎も泣いていて


私も炭治郎の涙を拭う


炭治郎の頬を引っ張る









A「ﾌｯ...間抜けな顔」



炭治郎「酷いぞ...ｸﾞｽｯ...」



A「...なぁ炭治郎」



炭治郎「ん？」



A「好きだぞ」



炭治郎「俺も」









重なり合う唇


今までのキスと違ってしょっぱくて


笑いあった

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