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炭治郎side



座ったまま呆然としてしまう

そして突然掴まれた胸ぐら




蜜璃「伊黒さんっ、ダメっ!」


義/し「...」


小芭内「貴様どういうつもりだ」


炭治郎「...」


小芭内「何とか言ったらどうだ。貴様、よくも日野森を泣かせてくれたな。何だ釣り合わないとは、どう言うつもりで言った」


炭治郎「俺は...」





ギリギリと奥歯が鳴る

俺だってどうしてあんな事を口走ったのか分からない

ううん...分かってた

俺はずっとAさんの隣に居ていいのか

本当に俺でいいのか不安だった、精一杯だったんだ





小芭内「日野森がどんな気持ちでお前を待っていたか、どんな気持ちで忘れたフリをしていたか、どんな気持ちで一歩踏み出したのか分からないのか。お前はそんなやつだったのか」


炭治郎「っ、俺だって必死なんです!!」


小芭内「!」


炭治郎「俺だって...あんな事言いたくなかった。けどっ、Aさんの隣に居る事が幸せです。だけど...その分Aさんに釣り合うような人間で居なきゃいけない、俺はもうっ...いっぱいいっぱいなんですよ!!」





どうしてこんなにすれ違うんだろう

昔はこんな事無かったのに

どうして今の俺は...泣かせてばかりなんだ

悔しくて掌が白くなるほど拳を握る





しのぶ「伊黒さん、手を離してください。竈門くん、少しお話しましょうか」


炭治郎「...はい...」


しのぶ「甘露寺さん、すぐ戻りますので先に食べていてください」


蜜璃「分かった」





しのぶさんの後について行く

連れてこられたのはカフェからすぐの公園

そこにあるベンチに座る





しのぶ「竈門くん、Aさんの事好きですか?」


炭治郎「...好きです...」


しのぶ「大好きですか?」


炭治郎「大好きです...」


しのぶ「愛してますか?」


炭治郎「愛してます...誰よりも、ずっと」


しのぶ「ならそこまで答えが出ているのに、今更釣り合わないって、Aさんがそんな事気にするような人に見えますか?」


炭治郎「!!」


しのぶ「まだ間に合います、行ってきてください」


炭治郎「すみません、行ってきます!」





俺は立ち上がりしのぶさんに背を向けて走る

釣り合わない何てあの人は気にしない

一緒に居るだけで幸せだと思ってる俺と同じで

Aさんだって...





バンッ!!





A「((ビクッ」


炭治郎「Aさんっ...」


A「炭治郎...」





玄関で蹲る小さな体を

俺は強く抱きしめた

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Yu-grena(プロフ) - かれんさん» かれん様!本当にいつもコメントありがとうございます!無事早足になりましたが完結致しました!新作の方ものんびりと書いていくつもりなので、楽しんでいただけると嬉しいです! (2021年3月5日 18時) (レス) id: 5ec0d29db1 (このIDを非表示/違反報告)
Yu-grena(プロフ) - Kiriさん» Kiri様!ありがとうございます!年齢とか結構気になりませんからね( -∀-)借り物競争のお題、少し弄って書きました!楽しんで頂けたら嬉しいです! (2021年3月5日 18時) (レス) id: 5ec0d29db1 (このIDを非表示/違反報告)
Yu-grena(プロフ) - かれんさん» かれん様!ありがとうございます!(泣)借り物競争のお題少し弄って書きました!楽しんで頂けたら嬉しいです! (2021年3月5日 18時) (レス) id: 5ec0d29db1 (このIDを非表示/違反報告)
かれん - 完結おめでとう。二人が結ばれてよかったよ〜〜(;つД`)すれ違ったり、ぶつかりあいながらも好きという気持ちがどんどん強くなっていったんだね。まさに夢主ちゃんはクールビューティーですな。次の新作も楽しみにしているね。(*^.^*) (2021年3月5日 0時) (レス) id: 029fc8293f (このIDを非表示/違反報告)
Kiri - 少し遅れましたけど、お誕生日おめでとうございます!!年齢は、私の脳には考える機能がないので気にしてなかったです(* ̄∇ ̄*)夢主ちゃんの足の速さにびっくりしました!リレーのアンカー強制参加の借り物競争も楽しみにしています!! (2021年3月3日 20時) (レス) id: 30d7467080 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Yu-grena | 作成日時:2021年2月25日 19時

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