3 ページ3
盧笙side
久しぶりに繋ぐ手に少しの小っ恥ずかしさを残して
俺の家へと到着
そのままリビングに向かえばゴロンと寝転がるA
制服のスカートが軽くめくれて白くて細い足が見える
盧笙「目のやりどころに困るから、とりあえず着替え」
A「生着替え?」
盧笙「なんでやねん、ちゃんと後ろ向いとく」
A「嘘嘘(笑)ぱぱっと着替えるわ」
俺が後ろを向けば軽い衣類が擦れる音
その音にでさえ未だに慣れへん
慣れへん原因としては年の差と教師と生徒という
ドラマや漫画によくある禁断の関係やからって言うのもある
校長やAの親にはお許しを貰ってるとはいえ
やっぱり気にしてまう
A「着替えた」
盧笙「お腹は?」
A「空いてるー!」
盧笙「ほな昼飯でも食べに行こか」
A「本間に!?やったー!外食!」
盧笙「何か食べたいもんあるか?」
A「久しぶりにお好み焼き食べたい!」
盧笙「わかった、俺も服着替えるからちょっと待っててな」
A「はーい」
素直に返事をするAの頭を軽く撫でて俺も着替える
メガネやとすぐバレてまうからコンタクトに
まぁ髪の毛でバレてまうやろうけど
用意を済ませて戻れば、俺をじっと見つめるA
盧笙「なんや?」
A「メガネやないんやね」
盧笙「万が一出くわしたらバレるからな。変か?」
A「ううん、めっちゃカッコええよ((ニコ」
盧笙「そうか...///ほな、行こか」
A「うんっ」
俺が軽く手を出せば
迷いなく繋がれる小さな手
Aも女子の中ではそこそこ身長は高いが
俺と並ぶとやっぱり女の子って思う身長
A「あー夏休みって楽しみになる休みやけど憂鬱」
盧笙「なんでや?」
A「だって高校生にもなって夏休みの宿題って…小中学生やないんやから無しでもええやんか…((ブー」
盧笙「夏休みの宿題に高校生も中学生もあらへんぞ。休みのあいだも勉強と触れ合っとかな成績落ちてまう」
A「私は大丈夫やもん」
盧笙「俺が教えたるから、一緒にやろな」
A「…盧笙、くんが一緒ならする」
盧笙「ええ子やな」
不貞腐れるAの頭を撫でれば
子供扱いーなんてさらに膨れる頬
すまんすまんと謝れば今回だけなと許すA
俺の名前を呼ぶのにまだ慣れてへんのかぎこちない
軽く頬を染めるAが可愛くて
繋いでる手に愛おしい分少し力を込めた
22人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Yu-grena | 作成日時:2022年3月4日 4時