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Aside
そして次の日、盧笙くんを見送り
広い部屋でボケーッとする
つまらん。一人はやっぱり寂しい
A「…確か夕方までには帰ってくるって言うてたやんな…?出かけよかな…」
動くのも面倒臭いが、1人で寂しく待つよりマシ
適当にパーカとショーパン、小さいポシェットをもって
家の鍵も合鍵でしっかりと閉めて歩き出す
普段盧笙くんと話てるから歩いてるこの瞬間も寂しい
すると前からおっと言う声
視線をあげれば綺麗な七三にメガネスーツ
A「?」
銃兎「貴方は」
A「あ、この前助けてくれた…えっと…入間さんでしたっけ?」
銃兎「お久しぶりです、覚えててくださったんですか」
A「綺麗な七三だなぁって思ってたので(笑)なんで大阪に?」
銃兎「少し調べ物をしにね。貴方は?」
A「えっと…家に一人は寂しいので、帰ってくるまで外でブラブラしようかなって」
銃兎「そうでしたか。でも一人では危ないですよ?ご友人とかは」
A「あー…その、そんな、友達とか居ないので…」
正しくいえば友達は居るけど合うような仲ではない
クラスメイトの交みたいなもの
すると少し考えるような素振りをしてから
入間さんは私を見る
銃兎「人情のある大阪と言えど、それなりに輩もいます。私が軽い護衛でお供しましょうか」
A「でも、何か調べ中なんじゃ…?」
銃兎「寄り道をしながらでも大丈夫ですので(笑)ちなみにどこへ?」
A「えっと_」
特に行くところを決めてなかったけど
ふと新しい時計が欲しいって言ってたのを思い出し
時計屋さんへ
銃兎「誰かにプレゼントですか?」
A「えと、その…彼氏に...///」
銃兎「そうでしたか。どんな方です?」
A「えっと…クールに見えて実はあがり症で…後身長が高くて、怒ると流石に怖いですけどとっても優しくて、カッコイイんです((ニコ。ただ…」
銃兎「ただ?」
A「他の子達からも人気で…私が彼女でいいのかなって…」
そう、やっぱり気にしてしまう
いくら盧笙くんが私だけやって言ってくれても
他にも可愛い子達や、素敵な女性は沢山いる
まだまだ子供な私が隣にいていいのかなんて
するとポンッと頭に手が乗る
視線をあげれば
優しい顔で笑う入間さん
A「入間さん?」
銃兎「大丈夫ですよ」
そう言って笑い
さらに言葉を続けた
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作者名:Yu-grena | 作成日時:2022年3月4日 4時