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Aside
今私は今までにないくらい眉間に皺が寄っていることやろう
数学…全教科人並みにできる私
成績が飛び抜けていいとか悪いとか言うことも無く
普通に平凡で平均((
だがしかし…
A「素因数分解嫌いやーーー!」
盧笙「頑張れ、あと少しや」
A「だって、こんな…っ…うわぁぁぁぁ数学嫌い!」
盧笙「それ俺にもくるからアカン((」
A「盧笙くんは大好きやで」
盧笙「A…ありがとうなぁ…ってちゃうちゃう、あとこの1問だけやからな?」
A「クッ…大好き攻撃効かんかったっ…これなに」
盧笙「それはな、まず_」
流石担当教科が数学なだけあって分かりやすい
一つ一つなんでこうなるかを教えてくれる
そりゃ、こんなカッコよくて優しくて教え上手な先生
モテるよな
なんで、私と付き合ってくれたんやろ
盧笙「〜で、_になるから…A?」
A「…盧笙くんはさ」
盧笙「?」
A「盧笙くんは…なんで私と、付き合ってくれたん、?他にも、素敵な女の人が居ったやろうし、私みたいな生徒と教師って危ない事にもならんで済んだのにさ」
盧笙「突然やな」
A「ずっと、気になっとってん…。子供のわがままに付き合ってくれてるんやったら、その…今からでも遅く…!!」
そこまで言って、抱きしめられる
離れようと体を押せばさらにキツくなる抱擁
A「盧笙くん…?」
盧笙「俺は子供のわがままに付き合ってやれるほどお人好しやない。そりゃいつもバレてもうたらっていっぱい考える。せやけど、俺はAがええねん。いつも恥ずかしぃてちゃんと返してやれんけど、俺はAのことが好きや」
A「っ…うんッ…」
盧笙「不安にさせてごめんな…でも、俺はAから離れるつもりは毛頭ない」
A「盧笙くん…すきだよっ…」
盧笙「ありがとう(笑)俺も好きやで」
盧笙くんの言葉に自然と涙が零れる
今抱き締めて伝わる体温と、鼻に通る盧笙くんの匂い
耳に優しく届く声、背中と頭に触れる手
その全てに縋るように抱きつけば応えてくれる
A「贅沢しすぎて、盧笙くん好きの子達に怒られそうやな…(笑)」
盧笙「Aを怒ったり虐めたりする奴は俺がぶっ飛ばしたるから安心しぃ」
A「普段からそんなけ勢いあったら良かったのにな?」
盧笙「それは言わんお約束や((」
他愛もないやり取りをして
残りの宿題をやっつけた
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作者名:Yu-grena | 作成日時:2022年3月4日 4時