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独歩side


保健室からの帰りの廊下で

遠くに見えた女の子



独歩「あ…朝の子…」



目が悪くても1発で分かるのは

女の子の明るい髪の毛のお陰だろうか

女の子は担任と思われる男教師と準備室に入っていく



独歩「…少しだけ…」




俺は準備室の扉に耳を澄ます



独歩「っ!!」



中から聞こえてきたのは

一定の速度で響く水音

つまり…そういう事だよな…?

するとドアを引く感覚があり直ぐに扉から離れる

中から出てきたのは先程の男教師




担任「これはこれは3年C組の観音坂くん、準備室に何か用が?」


独歩「えっと…あの…印刷を…」


担任「そうですか、偉いですね((ニコ。では」


独歩「あ…はい…」



何食わぬ顔で去っていく男教師



独歩「聞かれてたの…気づかれてないよな…?あ…女の子…!」



俺が扉を開けると中には横たわっている女の子

駆け寄るが気を失っているように見えた

スカートから見える足には血がついていた





独歩「意識飛ぶってどんなだよ…しかも血まで…
と…とりあえず保健室…」




俺は女の子に謝りながらお姫様抱っこをする




独歩「軽…ちゃんと食べてるのか…?」




すらっとした身長に合わない軽さをしている女の子

女の子が風邪をひかない様に

自分のブレザーを掛け保健室に向かった

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作者名:Yu-grena | 作成日時:2019年3月23日 1時

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