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寂雷side





保健室の書類をまとめていると




ガラガラ_



勢いよく扉が開く

目を向けると





A「先生…!!」


寂雷「長谷さん!!…とりあえず、そこのベッドへ、服を持ってきます。」


A「はい…」





びしょびしょに濡れ、制服とブレザー、鞄を持って

走ってきた長谷さんを見て直ぐにわかった





寂雷「虐めが酷くなっている…。だがしかし…私がどうこう言ってどうにかなるのか…。いや、これは長谷さんと話すしかないですね。」





服を持って長谷さんの待つベッドに向かう

カーテンの前に立った時中から聞こえた





A「クッソ…泣くな…ッ…」





涙を堪える声と

隙間から見えた

自分の腕を噛んで声を押し殺して

涙を流す長谷さんの姿





寂雷「…」





私は長谷さんが泣き止むまで声は書けなかった


それが今私に出来る事だから。

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作者名:Yu-grena | 作成日時:2019年3月23日 1時

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