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Aside



やっとの思いで保健室に着く



ガラガラ_



A「先生…!!」



寂雷「長谷さん!!…とりあえず、そこのベッドへ、服を持ってきます」


A「はい…」





一瞬は驚いたが、直ぐに冷静になる寂雷先生を見て

流石だななんて

言われた通り私は言われたベッドへと行き

制服とブレザー、鞄を置いて

寂雷先生が戻ってくるのを待った





A「寒い…ハハッ…」






変に笑えるのは自分が情けないからだ

辞めてと拒まないからこうなるのに

でも辞めてと拒んだら?

もっと酷くなるって知ってるから

辞めてと言えない、拒めない








A「クッソ……泣くな…ッ…」







そう言っても溢れ出てくる涙が

ベッドの布団を濡らしていく

自分の腕を噛み声を押し殺して泣いた






寂雷「……」







寂雷先生の存在には気づいてる

でも入ってこないのは先生の優しい気遣い

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作者名:Yu-grena | 作成日時:2019年3月23日 1時

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