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Aside




ぼーっと窓から見える街を見つめる


そのには何の感情もなくて


ただ ” なんで生きてるんだろう ” そんなことばっか




コンコン−



A「はい」


寂雷「失礼するよ。体の方はどうだい?」


A「大丈夫ですよ。私は平気なので((ニコ」


寂雷「長谷さん、君は危ない状態だったんだ。あのまま誰にも気づかれなければ命を落としていた。」


A「別にそれで良かったですよ。私なんかが生きてたって命の無駄なんですよ。それに…いえ、なんでもないです((ニコ」


寂雷「…とりあえず、明日・明後日は安静にしてもらうために入院してもらいます。家に連絡してきます」




ダメ…それはダメ


そんな事したらまたお母さんが…!!




去っていこうとする寂雷先生の背中に向かって手を伸ばす


でも届くはずもなくベッドから手をかけ損ねて落ちる




ドサッ




寂雷「長谷さん!」




そんな私を見て寂雷先生は駆け寄ってくる


寂雷先生の袖を強く握って涙を堪えながら





A「お母さんには言わないで!!そんな事したらまた言われる!!いい子で居なきゃいけないの、いい子じゃなきゃっ、いい子なんだからいい子らしく居てよ!!嫌だっ…嫌だ!!」




こんなにも自分の中でお母さんの言葉が

ストレスになってたなんて知らなかった


パニックになって必死に言葉を紡ぐ



寂雷「長谷さん、落ち着いて、深呼吸してください!」


A「嫌だ…嫌だっ…ごめんなさい、ごめんなさいっ…いい子なんだからいい子らしく居なきゃ…いい子なんだから…いい子で…」




バタ…




寂雷「長谷さん…?長谷さん!しっかりしなさい、長谷さん!」


A「寂…先せ…ぃ…」





私の名前を必死に呼ぶ寂雷先生の声を聞きながら


意識を飛ばした

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作者名:Yu-grena | 作成日時:2019年3月23日 1時

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