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寂雷side



保健室の棚の整理をしていると



コンコン…ガラガラ



独歩「失礼します…」


寂雷「やぁ、観音坂くんどうしたんだい?」




赤い髪に緑のメッシュが特徴の観音坂独歩くんが入ってきた

観音坂くんは言いにくそうに自分の腕に抱える女子生徒に目線を移し




独歩「準備室で…倒れてて…」


寂雷「あぁ…長谷さんですね、奥のベッドへ運んでください」


独歩「あ…はい…」




観音坂くんに抱えてこられたのは

やっぱり長谷さんだった

準備室のワードを聞くと嫌でも分かってしまう




寂雷「また無理にですか…」


独歩「無理にって…どういう…」




いつの間にか後ろに立っていた観音坂くん

明らかな動揺を見せている彼




寂雷「いえ、なんでもないですよ((ニコ。それより、観音坂くんもうすぐ授業が始まりますが」


独歩「あぁあ!!す、すみません、!失礼しました!」




私がそう言えばドタバタと走っていく観音坂くん

彼には悪いが私の口から話していい話ではない

でも彼なら…というのは医者の勘なのだろうか




寂雷「とりあえず、長谷さんが着れる服を出さなけば」



長谷さんが眠っているのを確認し

保健室に用意されている服のタンスを開けて

彼女が着れそうな服を探し始めた

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作者名:Yu-grena | 作成日時:2019年3月23日 1時

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