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バトンを受け取って走り出した
あ、やべ、靴紐が…
紐の結びが甘かったのか、ほどけてきてしまった
紐を踏まないように走るからスピードは気にしておらず抜かれてしまった
2位ならまだ大丈夫だ
俺は靴紐を結び直さずに柚希がいる場所へ突っ走る
柚希「叶人くん頑張って！」
柚希の声でスピードをあげた
だが
ｻﾞｻﾞｯ
俺は転けた
そしていつの間にか最下位になってしまった
「くそ…」
膝から血が出ていた、擦りむいたようだ
すまんな柚希…
俺は落ちたバトンを取り、痛い足を引きずりながら歩いた
柚希「叶人くん大丈夫！？無理に歩かなくて大丈夫だよ、後は任せて！」
スタート位置にいた柚希が、戻ってきた
「柚希…ごめん、最下位で…」
柚希「大丈夫！ゆっくり休んでて！」
俺はこのまま応援席で柚希を見た
柚希の走りは次回へ続く
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作者名：むいこ | 作成日時：2021年1月17日 13時
