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「いたたたた...ここは?ぐえっ」

「どうやらここに妖魔がいたんだな」

僕が先に落ちると後から落ちてきた山ちゃんが、僕の背中で着地した。すごい痛い
僕達を吸い込んだプレゼントもついてきていた


「ここに妖魔がいるの?」

「目の前にいるぞ」

そう言われて狐の窓をする。子供くらいの大きさの人型妖魔が立ち尽くしていた。僕達のことは気づいてるはずなのに、何もしてこない

「倒すなら今だな。行け、坊主」

「なんで僕!?」

「は?手前俺に行かせようとしてるのか?今の俺は小さくてか弱い妖なんだぞ?」

小さいのはそうだけど、か弱いのは違う気がするけどな...
まぁ、確かに今の山ちゃんはあまり動きにくそうだし仕方ない。僕がやるしかないか

「すぐに倒してあげるよ!」

刀を作り出して妖魔めがけて刺しに行くが、弾かれてしまった

「どういうこと...?攻撃が効かない?」

「何もしてこないならずっと攻めろ。いつかは動いて隙が見えるはずだ」


山ちゃんの言う通りに妖魔に攻撃を続けるが、弾かれるし妖魔はずっと立ち尽くしており何をしても動かない

『.........から...』

「何か言ってる...?」

一度攻撃をやめて、少しずつ妖魔に近づいてみる

『悪い子だから...何もないんだ』

「悪い子...?ねぇ、君」

何を言っているのか分からず、手を差し伸べるようとした。もしかしたら、取り憑かれた人間かもしれないから

「避けろ坊主!」

「え。うわっ危な」

妖魔の後ろから、風をも斬るような呪力を飛ばしてきた
危なかった。少しでも遅れていたらと思うとゾワッとしてくる

「ねぇ、山ちゃん。どうすればいいと思う?」

「......あぁ、なるほどな」

何か思いついたような山ちゃんは、先ほどの箱を持ち僕に渡そうとする

「何これ?」

「これをあの妖魔に渡してこい」

「えぇ!?さっきの見た?また妖魔に近づくとまた呪力を飛ばしてくるって」

いいから。と山ちゃんは僕に箱を強引に渡して、行ってこいという顔をしていた
一か八か行ってみるか...

「あの〜...すみませんってうわ!」

やっぱり妖魔に近づくと切れ味の強い呪力を飛ばしてくる。あれをどうやって全部避けて近づけばいいんだ

「やっぱりこれ、山ちゃんが持ってた方がいいって。今小さいんだし」

「しょうがねぇな。早く貸せよ」

山ちゃんに箱を渡すと、すいすいと妖魔からの攻撃を避けていった。いや、すご

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作者名:ダークライト | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2023年12月23日 17時

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