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ガンガンガンと楽屋の扉が叩かれて、俺は目が覚めた。
やばい、眠ってもうてた⁉
まさかもう収録時間か？
パニック状態でドアを開けに行こうとしてテーブルに足を盛大にぶつけた。
「いったぁぁぁ！！あいあい！」
叫びながらドアを開けると、ガッと無理矢理こじ開けられ扉が全開に。
「どこですかっ…どこですか?なんで何でおらんのんすか！？」
「は、はぁ？ちょ、なにぃ」
入ってきたのは日向だった。
待てまて待てまて。
俺は迫り来るソイツの肩を押した。
「おい、て！何やねん！衣装、シワんなるて、アホか、お前っ！」
俺は殴られると思った。
それぐらい日向の手は、力強く胸ぐらを掴んでいた。
「ちょっ！！やめてください！」
番組スタッフさんが事態に気付いてくれたようで、俺から日向を引き離した。
「ど、どないしてんな……」
上がった息を整えながら、乱れた胸元を整える。
「いないんだよっ！章大がいないんだよっ」
章大…？
俺でもそんな名前で呼ばんぞ。
「え？なんの話ですか？村上さん、大丈夫ですか？」
日向は俯いて、しゃがみこんでいた。
俺は、スタッフさんに頷く。
「ごめん、二人にしてくれへん？助けてくれてありがとう」
「え、でもっ…」
スタッフさんは俺の目を見ると、渋々出て行った。
「…今日は、ヤス、オフやろ？何で探してるん？自主練習しとるか、病院行っとるか…秋山さんとことちゃうんか？」
「あ…秋山さんっ」
日向はすぐにケータイを取り出し、電話をかけているようだった。
「も、もしもし！あの、日向ですっ。安田さんそちらにいらっしゃいますか⁉」
いつもは冷静沈着で、俺や関ジャニ∞のことを理解していて、俺の間違えを正してくれる。
そんな日向はどこに行ったんや。
「そ、そうですか…良かった…はい…はい、それでは。ありがとうございました」
彼は、そっと息を吐き、耳元からケータイを離した。
「な？そない心配せぇへんでも大丈夫やんけ」
…はい。無視ですね。カチーンきたで、俺も。
「今日は？誰かに付いてくれてんのん?」
「いえ、今日は…すみません、失礼します」
用もないのに来たんか！他のスタッフさんにどんだけ迷惑かけとんねん?
俺は何も言わずに出て行くその背中に、何故かその言葉を飲みこんでしまった。
すぐに、すばるの言いかけた言葉を思い出す。
あの続きは何だったんだろう。
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light(プロフ) - みづきさん» ありがとうございます(^o^)次も恐らく安田くんですね（笑）そのときにはまた「好きな小説」と言っていただけるよう頑張ります! (2017年9月19日 21時) (
レス) id: 3b3f1b5c96 (このIDを非表示/違反報告)
light(プロフ) - そら。さん» ありがとうございます(^o^)ウルウルだなんて、嬉しいです。これ以上苦しめるのは心が痛みましたので、ハッビーエンドで（笑）また新しく書き始めるときには遊びにいらしてくださいね (2017年9月19日 21時) (レス) id: 3b3f1b5c96 (このIDを非表示/違反報告)
みづき(プロフ) - とても好きな小説だったので完結してしまって悲しいです(;_;)ぜひまた安田くんの小説書いてください！楽しみにしてます！ (2017年9月18日 20時) (レス) id: 843d8c558c (このIDを非表示/違反報告)
そら。(プロフ) - お疲れ様でした！メンバーの絆を感じてウルウルしました（笑） (2017年9月18日 13時) (レス) id: 79ad3a88fd (このIDを非表示/違反報告)
そら。(プロフ) - 完結おめでとうございます！とても大好きな小説だったので更新が終わる寂しさもありますが、ハッピーエンドに終わってよかったです！！ (2017年9月18日 13時) (レス) id: 79ad3a88fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：light | 作成日時：2017年7月19日 15時
