〒【親友】 ページ4
「ほんっとそらるさん 、Aちゃんにベタ惚れですね」
いつもこう言ってくるのは、ひとつ年下のまふまふ。
俺の親友。
ルックスはまあまあ…言いたくないけど神なんだけどさ 、
『お前だって俺にベタ惚れじゃねーか』
そう。まふまふは自分で言うのもなんだが、俺にベタ惚れなんだ。
いつも距離が30cm未満だし
なにかにつけて “プレゼント送ります!” とか言ってなんかくれるし。
まあ、大体お菓子なんだけど。
「むぅ。それはまた別の話ですよ。
あ、お菓子ありますよ。はいそらるさん 、あーん」
“あーん”
そういってきては俺の拒否などなんのその無理やり押し込んでくる。
ま、俺拒否なんてしないし 無理矢理でもないんだけど。別に 。
だからなんか俺には、彼女がふたりいる気分だ。
…って、誤解すんなよみんな!!!!!!
俺には 、まあ 、
Aだけだし…
「何ひとりで顔赤くなってるんですか、そーらーるーさんっ」
『あ、ああ …
おい、予鈴鳴るぞもう』
「え?
うわああああ!次体育だああああああ!」
ダッシュでどっかいった。
なんなんだあいつほんとに…
世話のかかるやつだ。
てか、顔赤くなってるとか恥ずかし〜…
顔洗いにいこっかな …
「ぎゃっ」
『うわ、ごめん…ってうわあああああ?!』
俺は顔が赤くなってる恥ずかしさと、叫んでしまった恥ずかしさで思わず逃げてしまった。
そう、目の前にいたのはAだったんだ。
てか、叫んだあとに走り出すって…まふまふと同じじゃん。
やっぱ俺たち似てんだな。(笑)
そんなことを考えながら、顔を洗いに行った。
「…どうしたのかな 彼方くん」
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作者名:咲夜はに | 作成日時:2018年2月19日 19時