苦手度64% ページ36
リンゴ飴と瞳が、見たくなくて俯いた私に影が落ちた。
南「姉御少し良いっすか‼」
緊張した様に顔を強張らせる南雲君。
その姿に少し可愛い、なんて可笑しいかな?
貴『良いよ』
ずっと前のお昼の時みたく2人だけで、少し離れた場所に行く。
少し明りが少ない鳥居の前に南雲君が立ち止まった。
南「あの、1つ聞いても良いっすか?」
貴『何?』
南「この前言ってた、悪者ってどういう意味っすか?」
驚いた。そんな些細な事覚えてたんだ。
南雲君の瞳が、何処か不安そうに揺れる。
貴『そのまんまの意味だよ。私は悪者』
表情を崩さずサラリとそんな事を言えるのはきっとここに明りが無くて真っ暗だからだ。
南「そんな事ないと思うっす!第一姉御の何処が悪者なんっすか?」
あぁ、この子も同じだ。
最初は、私は普通の良い子だと思っていたのにあの瞳を見たら…
_____‼気持ち悪…
ことばが私の頭に響く。
貴『見せてあげようか?』
南「えっ…?」
驚く南雲君を置いて、つけていたコンタクトをゆっくりと外す。
私の目にあった違和感が消え、あの忌々しい瞳が現れる。
ゆっくりとした動作で南雲君の前に顔を上げる
貴『これでも、私が悪者じゃないって言えるかな?』
南「…‼その瞳…」
(赤い目は、皮肉にも月夜に良く見える)
33人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
純(プロフ) - カイコクとマキノだいすきです! (2019年7月14日 19時) (レス) id: 9f70754803 (このIDを非表示/違反報告)
夜月詩音(プロフ) - 餅つき狐さん» ありがとうございます!更新頑張りたいと思います!ナカノヒトゲノム好きなんですか?よければ、好きなキャラとか教えてください^ ^ (2016年8月5日 14時) (レス) id: 9103400878 (このIDを非表示/違反報告)
餅つき狐(プロフ) - とっても面白いです!頑張ってください!余談ですが私もナカノヒトゲノム好きですよ! (2016年8月5日 10時) (レス) id: 86e054f3a4 (このIDを非表示/違反報告)
夜月詩音(プロフ) - ろんさん» ミバ見て来てくれたんですか?ありがとうございます!中々、ミバは来れませんがこっちでは更新頑張りますので宜しくお願いします^_^ (2016年7月31日 0時) (レス) id: 9103400878 (このIDを非表示/違反報告)
夜月詩音(プロフ) - クランさん» ありがとうございます!更新頑張ります!^_^ (2016年7月31日 0時) (レス) id: 9103400878 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:夜月詩音 | 作成日時:2016年6月20日 9時