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苦手度57% 貴方sids ページ27

ドアを開けて、入ってきた仙石君に来て欲しいと言われてフェンスを乗り越えて見れば


「嬉しかった」や「ありがとう」と言われた。


聞けば、私の些細なあんな言葉が嬉しいと言ってくれた。

極め付けは、頼って欲しいとまで言われた。


苦手で、仕方ない言葉なはずなのに

仙石君から言われた頼って欲しいが


貴『うぁ…わた、し…っ』


凄く嬉しかった。暖かった。


服が汚れるのも気にせず座り込む。


貴『私はっ、そんなに…凄い人間じゃ…』

仙「凄いでござるよ。だって、拙者は勇気付けられたから」


だから、帰ろう?と、手を差し出す仙石君。

その手を取ってしまいたい。でも…


貴『っ‼ごめんね…無理だっ…』


怖いんだ。昔の私の言う通り、裏切られるのが

あの時見たく、信じてどん底に突き落とされるのが。


可哀想だね、気持ち悪い…と言われるのが。


ごめんなさい、ごめんなさいと繰り返す私を仙石君は慌てた様に見つめ


仙「じゃあ、A殿…明日お祭りがあるんでござる」

貴『は…?お祭り?』


この場に似合わないワードに驚く。

それを気にせず、仙石君が続ける。


仙「そのお祭り、流星隊…拙者達と一緒に回って欲しいでござる‼」

貴『な…なにそれ?』


そんな事して、何の意味があるんだろう?

そう思う私に、仙石君はニコリと笑って

きっとわかるでござるよ…と、意味ありげな事を言うと屋上を出て行った。


貴『お祭り…?何で…?』

1人残された私は、疑問と不安で頭が暫く働かなかった。

ただ、不思議と涙が止まっていた事に仙石君は凄いなと改めて思った。

不意に、仙石君の笑顔を思い出して

あったかいなぁ…とつぶやいて目を閉じた。


(眩しいくらいの黄色は、凄く綺麗だったから)

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設定タグ:あんさんぶるスターズ , 流星隊 , 夜月詩音   
作品ジャンル:アニメ
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(プロフ) - カイコクとマキノだいすきです! (2019年7月14日 19時) (レス) id: 9f70754803 (このIDを非表示/違反報告)
夜月詩音(プロフ) - 餅つき狐さん» ありがとうございます!更新頑張りたいと思います!ナカノヒトゲノム好きなんですか?よければ、好きなキャラとか教えてください^ ^ (2016年8月5日 14時) (レス) id: 9103400878 (このIDを非表示/違反報告)
餅つき狐(プロフ) - とっても面白いです!頑張ってください!余談ですが私もナカノヒトゲノム好きですよ! (2016年8月5日 10時) (レス) id: 86e054f3a4 (このIDを非表示/違反報告)
夜月詩音(プロフ) - ろんさん» ミバ見て来てくれたんですか?ありがとうございます!中々、ミバは来れませんがこっちでは更新頑張りますので宜しくお願いします^_^ (2016年7月31日 0時) (レス) id: 9103400878 (このIDを非表示/違反報告)
夜月詩音(プロフ) - クランさん» ありがとうございます!更新頑張ります!^_^ (2016年7月31日 0時) (レス) id: 9103400878 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夜月詩音 | 作成日時:2016年6月20日 9時

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