[あんスタ]苦手な物は、正義のヒーローです。2【流星隊】

苦手度50% ページ18

貴『…っ…んぅ』


前見たく、飛び起きる事はなかった。

ただ、いつもより頭がぼうっとしていた。


今が何時か知りたくて、携帯に手を伸ばす。


貴『LINEが…きてる…？』

時刻と一緒に表示された通知。

不思議に思って、LINEを開く。


貴『流星隊…？』


流星隊のメンバーが入ったグループがあった。

どうやら、私は招待されていたらしい…



震える指で、トーク画面を開くと


ヒーロー(これから、宜しくな！転校生！)

虎(宜しくっス！姉御‼)

ゆるキャラLove(煩いと思うんで、通知OFFした方がいいですよ…先輩)

最強忍者(転校生殿と、沢山喋りたいでござる！)

ぷかぷか(僕も沢山お喋りしたいです)


笑ってしまう名前と一緒に、暖かな会話。

こんなの、半年間を共にするのだからあっちからしては当たり前かもしれない事なのに…


グループに入れてもらった事が、

喋りたいと誘ってくれた事が、

貴『うぁ…ぁあ…』


どうしようもなく嬉しいんです。


雫が、頬を伝う。泣いてしまった。

画面が私の雫で、濡れるも拭うことは出来なかった。



貴『っあ…なん、で』


そっと、抗議する様に画面を叩いた。


(似合わないと遠ざけるのなら、どうして)

(また、私に光を与えるのですか？)

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