【znsn組】橙色の鎖

愛多憎生 ＋α ページ48

Aside

どうして…？

どうしてみんな私を裏切るの？

苦しい


けど、


苦しいはずなのに


キ「ふっ、ん、おい、動き鈍ってんぞ…」

レ「キヨくんノリノリじゃん笑

そろそろ交代する〜？」

キ「…うるせぇ」

レ「大学卒業したらさ〜、上京して3人で暮らそうよ、最悪一緒にとは言わずに近場で暮らすとか、
良くない？」

キ「……それも悪くねーな」

レ「でしょ〜、Aもそう思うよね？
そしたら毎日3人で愛し合えるんだよ〜？」

「い、いや、だ、私は、」

私はレトくんだけで充分だから

レ「は？」

レトくんに髪を掴まれた

レ「お前浮気しといて何様のつもりだよ。
僕はお前らが幼馴染だから情けをかけて
一緒に暮らそうって言ってんのに、」

「ち、ちが、くて、」

レ「…もういいよ。キヨくんこいつの口、塞いで」

「んーー！んー！」

違う

違うんだよレトくん

大好きな彼氏と大好きな幼馴染に
こんなにも愛されているなんて
知らなかった。

それに
レトくんがやっと私を愛してくれたことが
本当に嬉しいの。



だから



キ「ねえ、こいつなんか言いたがってるけど」

レ「はぁ〜…何？」


「暮らす、一緒に暮らすから、今は許して…」


レ「ほんと！？やったね〜キヨくん。」

キ「……。」


意識が朦朧とし始めた


レ「もっと喜んでよ、反応うすいな〜」

キ「いいこと思いついたんだけど、
こいつを先に孕ませた方が結婚するってのはどう？
3人で暮らすのもいいけど孕ませた時点でその生活を終わりにする。負けた方はいさぎよく諦める

どう？」

レ「いいねそれ、ゲームみたいで、さすがキヨくん」


そのあともレトくんとキヨがなにが話してた
みたいだが全く耳に入ってこなかった




何回も口の中に出されたせいで
うまく喋れない

何分も同じ姿勢で突かれているせいで
腰が痛い


これから3人で暮らすとなれば
毎日こんな生活が続くのか


苦しくて辛くて誰も助けてくれない


2人の欲を充たす玩具になる生活


ほんと自分が嫌になる



そんな生活を送れることに
喜びを感じるなんて

愛多憎生 〈解説〉→←はっぴーえんど 〈解説〉

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す