【d!】魔法学校の優等生は人見知り。 (ページ34)

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32話ページ34

「魔力抜くの忘れてた…」

朝5時。思い出して焦っています。

すぐに瓶に詰めなきゃ…

まだ時間はある？とんでもない。

ここから学校まで徒歩1時間。

箒を使えば早いけど魔力を抜いたら使えないから、急がなきゃいけない。

「時間かかるんだよなぁ…」

なんも考えてなかった私が悪いけど…！

半分ほど魔力を出したところでお母さんが降りてきた。

キル「ふぁぁ…おはよう。」

「ん。」

キル「あ、今日だったわよね、サバイバル。」

「うん。」

キル「送っていくわよ？」

「いや、絶ッ対ダメ。」

あんたが来たら私の学園の地位が揺らぐわ。

私はこの普通という普通な生徒でいたいんだ。

そんなことを考えているうちに魔力抜きが終わった。

6時。遅刻確定。

この際ゆっくり行くか。

キル「ほんとに送らなくていいの？」

「いいよ。走っていったら間に合うでしょ。」

キル「でも、遠いでしょ？」

「大丈夫。……多分…」

キル「ほらぁ！送っていくから！早く支度して！」

「大丈夫だからっ！」

ﾋﾟ-ﾝﾎﾟ-ﾝ…

「え？」

キル「誰かしら…はぁーい。」

「あ、ちょ、まっ……！」

これでショッピかチーノかが来ていたら私終わるじゃない！

ｶﾞﾁｬｯ…

キル「あら、3人も…！Aちゃーん！」

「ﾋｯ…」

ショ、チノ「え……？」

コネ「…ｯw」

ほんとに、最悪です。