【d!】魔法学校の優等生は人見知り。 (ページ30)

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28話ページ30

「チーノが使いました。私は箒を操っていただけです。」

コネ「いつまでしらばっくれんねん。」

「ほんとのことｯ…あ……」

やば…体勢崩れ……

重力に沿って落ちていく。

時の流れがゆっくりに感じる。

そうだ、箒呼ばなきゃ…

でも、呼んだらバレちゃ……

ﾊﾟｼｯ……

コネ「ｯ…ぶなｯ……！」

「え…」

コネ「危ないやろｯ！落ちて死ぬとこやったぞ！？」

「あ……はい…」

コネ「…とりあえず箒よべ。」

言われた通り、箒を呼ぶ。

私の足元に箒が来た。

ゆっくりと乗って箒の上に立つ。

コネ「なぁ、なんでそんな認めたくないん……？」

「めんどくさいからです。……ん？」

コネ「ふｯwちょwまってwｱ゛ーｯﾊｯﾊｯﾊｯwwww」

学年一位でなければ、認めたくないん？という質問に

学年一位では無い。と返すのが妥当だ。

だが私は…めんどくさいからと…

さも学年一位のような言い方をｯ……

アホすぎるだろ！私！

コネ「ふｯ…wで…？学年一位なんやな…？w」

「…ｿｳﾃﾞｽﾈ-…」

なんで…あんなアホみたいな間違いを…w

落ちそうになったからパニクってたのかもしれない…

それにしてもアホだったな…

「お願いします…学年一位ってことばらさないでください…」

コネ「なんで？」

「学年一位って言うだけで蔑まれたり、面倒事を押し付けられたり、そういうのが嫌なんですよ。

好きで学年一位とったわけじゃないんですよこっちは。

単純に問題解いて普通にしてたら1位だったんですよ。

でもそれだけで嫉妬されたり、恨まれたり、蔑まれたり、気にしなかったらいい話なんですけどね…」

コネ「そんなめんどくさいことなるもんなん？」

「あくまで私の独断と偏見です。でも少しでも可能性があるなら…隠した方がいいってだけです。」