検索窓
今日:26 hit、昨日:0 hit、合計:34,734 hit

36-3 ページ48

「歳の話をするな!もしこれでカルエゴ卿の対象範囲に入ったらどうする!」
「入るか、阿保ども!!」
「うっ!?なぜ、私に!?」

カルエゴ先生の鋭い手刀がアズ君に炸裂する
……今のはアズ君が要らない事を言ったというか。

「!!……誰か来る。」
「?」

Aの耳が動く
足音は全く聞こえない

「アホリジチョウだ。」
「……貴様、それは本人の前で言うなよ絶対。」

何かを察したカルエゴ先生がAに釘を刺す

「いーるまくん!一緒に帰ろうよ!」
「おじいちゃん!?」

教室の扉を派手に開けて入ってきたのはおじいちゃん、理事長であるサリバン先生だ

「あれえ、まだその状態だったの?」
「あh……、」
「粛にだ!」

Aの言葉を遮るために強引に顔を背中に押し付ける

「仕方ないねぇ。頼んだよカルエゴくん。」
「は!?なぜ私がっ!?」
「なぜって、仕方なくなーい?」
「許さん!いくらカルエゴ卿の命といえど…!」
「私の命令ではないだろうが!」

仕方ないよねえ、と隣のおじいちゃんが小声で言う

仕方ない……といえば仕方ないけど、さすがにAとカルエゴ先生が一晩_____不埒な考えではないがよろしくないことには間違えはない

「ならばこいつをどうにかしろ!」
「わかってますよ!」
「うーん……僕は入間君と早く帰りたいなあ。任せた!カルエゴくん!」

任せたっボンっと音がして背景が変わる
真っ暗な道、隣にはおじいちゃんとアズ君とクララ……それから巻き込まれたジャズ君とリーズ君

「さ、早く帰ろー!送って帰るよ!」
「「わっ!?」」

急に景色が変わる
ここは校門の外?さっきまでいた教室とはガラッと景色が変わる

「な、な、Aは!?」
「仕方ないでしょ。大丈夫だよ、カルエゴ君は信頼にたる教師だから。」

ねっ、っと笑うおじいちゃん
アズ君もおじいちゃんの言葉に溜飲を下げてくれたようでホッとする

「さっ、帰ろ!」
「うん!おじいちゃん!」

クララとアズ君も早くっ、というと笑ってついてきてくれた
なんだかんだあったけど、今日はいい1日だったなあ。


「結局、私にどうしろというのだ!」
「帰ろーよ先生。」
「喧しい!」

37-1→←36-2



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (24 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
21人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作者 - ラムさん» ラム様 コメントありがとうございます。イメージイラストについて今のところ作成する予定はありません。私の技術的な問題です。始めたばかりで右も左もわからない状況なのでもう少し慣れてから検討します! これからもよろしくお願いします (2020年10月11日 18時) (レス) id: 3a9ad650d3 (このIDを非表示/違反報告)
ラム - 夢主人公のイメージイラストが見てみたいです (2020年10月11日 17時) (レス) id: 2a665cb182 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作成日時:2020年10月9日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。