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「すげえ！あんなデカい机初めて見たぜ！」
「Aさん、本当にここに一人で住んでるの？」
「はい。っといっても今は隠れてますが、普段はAの使い魔がたくさん居ますよ。……おい、あまり暴れるな！」
この家はもともとアズ君の家の別荘みたいなものだったが、今はAさんが住んでいるらしい
みんなは広すぎる家にはしゃいでいる
「あれ？カルエゴ先生は？」
「カップそんなにあったかなあ…。」
広い食器棚を物色する
普段決まったものしか使わないから探すのに苦労をする。見つけたのはいいが、高い位置にあって微妙に届かない。
「嫌がらせかよ……あっ！」
適当な丸椅子を出し、ヒールの靴を履いたまま乗り物色しているとぐらりと足元が揺らぐ感覚
あ、やってしまった。とどこか妙に他人事に感じ、来るであろう衝撃に備えて固く目を瞑るがいつまで経ってもその衝撃は来なかった。代わりに何かに包まれるような温かい感覚と、知っている匂い
「阿保。そんな不安定なものに乗る奴があるか。」
「カルエゴ先生！？」
なんでここに、とか聞きたいことはたくさんあるが近すぎる距離に体が固まる。
肩と腰に先生の手が添えてあって、ぴったりと体が密着している。
なんとか言葉を出そうとするが、口がパクパク動くだけで言葉が出てこない
_____今の私は最高に間抜けな顔をしていると思う。
「どこかぶつけたか？」
「う、ううん！全然平気！」
「ならとっとと離れろ。」
顔を覗き込まれる。いつもよりずっと近い、それにこの角度。心臓に悪い、私今変な顔してるんだからそんなに近くで見ないでよ。
私が持たれているから、先生にはどうする事も出来ないようだ。…惜しい気もするが、これ以上は私の心臓が耐えられないのでしぶしぶ離れる
「なんで先生がここに？」
「1人で準備するのは大変だろ。」
どうやってここまで来たの？誰もついて来てなかったはず……
私の考えが伝わったのか、先生がまだ足元を彷徨いている狼を指差した
「本当に優秀だな、こいつらは。」
「主人が優秀だからね。……なんで先生の言うこと聞くの？アリスのは聞かないくせに。」
これだけは解せない。狼達の様子を見ると脅されてるわけでは無さそうだし……むしろ懐いてる、激しく。
「知らん。早く準備をするぞ。」
「本当に手伝ってくれるの？」
「ああ。私は珈琲がいいからな。」
カップを取り出しながら振り向いて悪い顔で笑うカルエゴ先生に目眩がする。
今日の不機嫌なんて帳消しだ。
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作者 - ラムさん» ラム様 コメントありがとうございます。イメージイラストについて今のところ作成する予定はありません。私の技術的な問題です。始めたばかりで右も左もわからない状況なのでもう少し慣れてから検討します！ これからもよろしくお願いします (2020年10月11日 18時) (
レス) id: 3a9ad650d3 (このIDを非表示/違反報告)
ラム - 夢主人公のイメージイラストが見てみたいです (2020年10月11日 17時) (レス) id: 2a665cb182 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2020年10月9日 15時
