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「な、なんで!?アリス!?」
「みんなが来てくれたぞ。」

狼が騒ぎ出したから不思議に思い、玄関まで様子を見に行くとアリスに入間……
リード、ジャズ、クララ、サブロ、エリザベッタ、カムイ、話した事のないゴエモンという人と_________

「か、か、カルエゴ先生!?」
「こいつらを返しに来ただけだ。」

深いため息を吐きながら言う先生の視線を追うと、今日一日姿の見えなかった狼達が先生の足元に行儀良く座っていた。

「ええ!?先生大丈夫だった!?」
「ああ。貴様より行儀がいいぞ。」

ずっと一緒にいるアリスの言う事だって少しも聞かないのに。
それどころか、カルエゴ先生が軽く頭を撫でると嬉しそうに尻尾を振っている。

「う、羨ましい!…じゃなくて、あんた達戻りなさい!」
「“今の主人は嫌だ”だそうです。」

動物の言葉がわかると言うカムイが、通訳をする
……今はみんなが来た驚きで色々吹っ飛んでいたけどアリスと口論してからずっと機嫌が悪かった。
それが原因か、狼達が嫌がるって事は相当朝のことが効いてるんだなと自覚してイヤになる。

「それで他のみんなは何のよう?」
「お前を心配して来てくれたんだ。そんな言い方ないだろ。」
「まぁいいわ、来てくれてありがとうとりあえず上がって、」

「Aちと遊びに来た!」
「え?」

アリスの言う事にも一理ある、今の態度は良くない。とにかく来てくれたんだから何も出せないが部屋に入ってもらおうと思い扉を大きく開けるとクララが元気よく言った。


「アリスがさ、Aがすげー広い家独り占めしてるって言うから遊びに来たんだ。」
「さすがにクラスメイトの家からは何も盗らない、安心しろよ。」
「己でも座れるサイズの椅子があるそうだな!!」
「少ない女の子のクラスメイトのお家だもの私も一緒に遊びたいわ!」
「困った時に一人で塞ぎ込むのは良くないと思って…話した事もないのについて来てしまった。」
「女性の部屋にご招待いただけたとあれば、何があっても行きます!」
「僕も!Aさんの事もっと知りたいと思って…。ダメですか?」

今までこんな事を言われた経験がない、どう答えていいか分からずたじろぐ

「か、構わないけど…ちょっと待ってて、落ち着かせて。お茶の準備をするわ。」


広間からは、「すげえー!豪邸だ!」「おい、あまり勝手に物を触るな!動かすな!貴様ら!」
騒がしくアリスの不穏な声が聞こえてくる。

……この家に客人が来るのは初めてかもしれない。

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作者 - ラムさん» ラム様 コメントありがとうございます。イメージイラストについて今のところ作成する予定はありません。私の技術的な問題です。始めたばかりで右も左もわからない状況なのでもう少し慣れてから検討します! これからもよろしくお願いします (2020年10月11日 18時) (レス) id: 3a9ad650d3 (このIDを非表示/違反報告)
ラム - 夢主人公のイメージイラストが見てみたいです (2020年10月11日 17時) (レス) id: 2a665cb182 (このIDを非表示/違反報告)

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作成日時:2020年10月9日 15時

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