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「私は2人を連れ戻してこい、貴様にそう言った筈だが。」
「す、すいません…Aさんが帰ってしまって…．。」
「そこまでは想定済みだ。……だがこれはなんだっ！？」
アズ君と教室に戻る途中に、どこからともなくやって来た狼が、教室に近づくにつれ増え続け、教室に入る頃には10匹程になっていた。
アズ君の周りをくるくる回って座り込み動く気配はない
「いぬ！わんわん！Aちのわんわんだ！」
「すげえ、これA？Aが犬になって増えて戻ってきたぞ。」
はしゃぐクララとクラスのみんな
眉間のシワを一層濃くしたカルエゴ先生の怒鳴り声が響く
「何故アイツの使い魔だけがここにいるのだ！」
「ふむふむ、何か言っていますよ！」
狼達の前に立ち何やら会話を交わしているカイム・カムイ君
動物とのコミュニケーションが得意だと言っていたから、もしかしたらこの狼の言葉が解るのかもしれない。
「”主人が今帰ると怖い“、だそうですよ。……主人と言えばAさんですね！機嫌が悪い…女性ですからそんな日もありますよ。」
「………わふっ！」
「“違う、今日は特別。アイツと似てる”……アイツとは一体誰のことでしょうか？」
狼が答える気配がない。
「……仕方がない。どうやっても帰らないようだ。カルエゴ先生、すいませんが彼らが教室にいる許可を……」
「騒ぐなよ。後他のものに迷惑もかけるな。それが守れるなら………なんだ、」
「こ、こら！お前たち！」
カルエゴ先生に1匹が近づき、匂いを嗅ぎ始めると周りの狼も反応して集まってくる
先生の足は狼達の姿で隠れて見えないほどだ。
「エギー先生、わんわんにモテモテ！」
「て、手伝うよアズ君！」
「助かります、入間様！…離れないと本当に追い出されるぞ！」
必死に先生から離そうとするアズ君を手伝うが、捕まえようとしてもスルリと手から抜け出て中々思うようにいかない。
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作者 - ラムさん» ラム様 コメントありがとうございます。イメージイラストについて今のところ作成する予定はありません。私の技術的な問題です。始めたばかりで右も左もわからない状況なのでもう少し慣れてから検討します！ これからもよろしくお願いします (2020年10月11日 18時) (
レス) id: 3a9ad650d3 (このIDを非表示/違反報告)
ラム - 夢主人公のイメージイラストが見てみたいです (2020年10月11日 17時) (レス) id: 2a665cb182 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2020年10月9日 15時
