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ベッドが少し軋む音がして。
頭を振りかえると
JK「…やっぱり。お前居たんだ」
布団を少し捲られて。
「ちょ、…な、何すん…」
慌てて布団押さえて。
JK「ヒョンがあんなカッコで寝室から出てくるなんてさ、おかしいと思ったんだよな」
「もう！あっち行ってよ！オッパ、お風呂から出てくるでしょ！」
ほんの数秒の間があって
JK「お前、まだ風呂入ってねぇの」
「だったら何よ、もうほんと早く出てって」
一瞬、ジョングクの目がギラついて私に手を伸ばしたけど、ドアの向こうから浴室のドアが開いたような音がして、ジョングクは出ていった。
もう…またきっと後で私に連絡が来るか、部屋に来るかするんだアイツ。
ジョングクに私がここに居るってバレた以上もういいや、と思ってリビングからまた話し声が聞こえた頃私は浴室に行ってシャワーを浴びて。
寝室に戻って服を拾い集めて着て。
リビングへー
TH「あー、A帰るの」
オッパも多分、ジョングクが私を見つけたこと知ってるんだ。
だってここに来たって別に慌て…まぁ慌てる理由なんてないんだけど。
「ぅん、着替えたいし…」
チラとジョングクを見るけど、なんか睨まれてるんですけど？！
TH「そっか、よかったら着替えてまたおいで」
「ん、でもオッパ明日も通常でしょ？」
ふわっとわたしを不意に抱き寄せて
TH「たまにはA独占させて？」
めめめめめ珍しいことをっ！！
同時にジョングクの視線が痛い。
なんか分かんないけど一瞬、ジョングクに、べーってしそうになってあぶねーーっ。
もしかして、テヒョンオッパわざと…？
「ん、分かった」
頭をよしよしされて。頭頂部にちゅっと音が響いて。
TH「うん、待ってるね」
玄関に向かうと普通に会話し始めたみたいだけど。
ジョングクめぇ…てか、ほんとあの子何考えてるかわかんないな…はぁ。
その日はそこから、テヒョンオッパの部屋にお泊まりして。
お酒飲みながらネトフリ一緒に見たりして。
寝る前にまた少し軽くしたり(軽くって何)
穏やかで良い時間を過ごしましたとさ…。
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作者名：ユイ
| 作成日時：2023年2月3日 7時
