首領秘書生活始めます。【文豪ストレイドッグス】

第3話「最下級構成員」 ページ5

そんな訳で働く事となった私ですが、派手なドンパチには、向いてる訳がありません。

確かに、トリップ特典としてチートな異能力があれば活躍出来るけども。

今のところ、そんな感じの気配は微塵も感じられない。

なので、私は最下級構成員となり主に諜報や情報収集などのパソコンと向き合う仕事が殆どの至って平和な所へと勤め先が決まりました。

というか、一回だけそういうドンパチに出たのは出たけど、予想通り使い物にならず、直ぐ様戦力外通告されましたよ。

まあ、私としては願ったり叶ったりな戦力外通告だったけど。

だって、今まで一般人だったのに、いきなり人を殺せだ、なんて無理に決まってる。

仮に、チート能力があったとしてもそういった危ない仕事はしたくない。

そんなこんなで、今日も今日とて、パソコンとにらめっこしながらキーボードを打ち込んでます。

パソコンの扱いには少々自信がある。

少なくとも、私の周りの人達よりは遥かに情報処理に長けていると思う。

元の世界ではこういったパソコンなどの機械を学ぶ大学に行っていたからだ。

ハッキング対策、及びハッキングをしてきた奴らを追跡(トレース)などは余裕で出来る。

現役女子大生を舐めないで欲しい。

かなり、練習を重ねてきた。

誰であろうと、負ける訳がない。

まあ、こういった私の経歴の恩恵で今、私が所属している部署はほぼ定時上がりの人が増えている。

新入りだから不安だな、と思っていたが、案外周りの人達は気さくで優しく、馴染みやすかった。

周りの環境もあり、私は徐々に頭角を現し、遂には元の世界よりも情報処理能力が上がるまでとなった。

それを、周りの人達はとても喜んでくれ、そして褒めてくれた。

最下級構成員だとしても、今の生活がとても板についてきていた矢先に事件は起こった。

かれこれトリップして2週間となります。

突然上司に呼び出されたかと思えば、そこには人事異動の紙があり、そこには……


貴方「まじ、か………」









人事異動



最下級構成員 情報処理化 一名



島崎A





異動先 首領秘書及びにエリス様の遊び相手









こうして、私は最下級構成員から、2週間程で、首領の専属秘書となりました。

ちなみに、未だにチート能力的な物の気配はないです。









というか、首領秘書は良いとして、エリス様の遊び相手って…。

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