首領秘書生活始めます。【文豪ストレイドッグス】

第11話「ばっともーにんぐ」 ページ13

貴方「……ん、ぅ……」

重い瞼を開けば、見知らぬ天井……ではないか。

此処は……首領の、部屋だよね？

……首領の、部屋？

そう言えば、昨日……

私は、昨日、自分が言った事を思い出して、シーツを被り、奥へと潜る。

うわあ、うわあ、どうしよう。

どんな顔で会えば……

というか、此処が首領の部屋って事はいつもはこのベッドで首領が……←

貴方「………首領の匂い、好きだなあ。」

ぽつりとそう呟く。

いやいや、待て、待て私。

これじゃ、ただの変 態だ。

いやでも、本当に良い匂いがする……

私は、このままでは、本当にただの変 態になりそうだったので、もぞもぞと起き上がる。

すると……

森「良く眠れたかね？」

貴方「！！？」

首領が椅子に座って、居た。

いつもの服ではなく、白いシャツにラフな格好で、優雅に紅茶を飲みながら。

朝から、その白い鎖骨が目に毒です。ありがとうございます←

今はそこじゃない。

大切なのは……

貴方「いいつから、です！？」

そう、何時からそこに居たのか、だ。

まさかだが、先程の台詞……

森「君が起きる前から、というかあれから君が寝るまで側に居たのがね、私も眠くなって、寝させて貰ったよ。」

貴方「！！！！？」

寝た！？え、え、一緒に！？

森「ああ、大丈夫だよ。私は、そこのソファで寝たからね。流石に女性の寝込みを襲いはしないよ？」

安心したような、ちょっと残念なような。

私は、そんな顔だったからか。

森「私と寝たかったのかい？」

と聞かれた。

貴方「な、ななに言ってるんです！？」

森「ふふっ、冗談だよ。でも、其処まで否定されると少し悲しいな。」

私が全力で否定すれば首領は苦笑した。

え、何その表情。抱き締めて良いですか？

貴方「あの、首領が嫌いとかではなくっ！！私が、恥ずかしくて寝られないのでっ！！すみませんっ！！」

森「ははっ、大丈夫。分かっているよ。さて、まずはシャワーを浴びて来なさい。」

貴方「は、はい……何から何まで……」

と、私がベッドから出ると、私は自身の身体を見て固まった。

貴方「しゅ、首領……私の服が変わっているのですが……」

そう、黒のスーツから、黒のふわっとしたキャミソールワンピへと変わっていた。

まさか、いやでも……

森「ああ、寝てる間に、随分と寝苦しそうだったからね、着せてしまった。申し訳ない。」

申し訳なさそうに伝える首領。

……やっぱりかぁぁぁぁぁ！！







朝から私のHPはもう0です。

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