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「ははは、勇利も朝から元気だねー!」

だなんて、私を抱きしめたままのヴィクトルがのんきに笑っている。
おいおい、アンタ今すんごい誤解を受けたんだぞ?

「とりあえず、下に行きましょう…朝ごはんも食べないといけないですし…。」

これ以上誤解を招くのはごめんだ。
なるべく早く下へ降りないと。

私がそういうと、ぱっと離れてくれるヴィクトル。

「そうだね、じゃあ、起きるか!」

と、ベッドから出ようとするヴィクトル。
待て、今この人裸じゃないか。
もし、ヴィクトルが今出たら、見たくもないものが見えてしまう気がする。
いや、下を履いていると信じたいが、確信は持てない。

だから、私は。
ヴィクトルが布団から出る前に急いででて。
彼の姿を見ずに、部屋から出た。

後ろからは、A〜!まってよ〜!だなんて、聞こえるけど
んなもん知るか。

それから急いで下へ降りる。

「Aちゃん、おはよう、ミナコ先輩に連絡しといたから、安心しとらしてね〜。」

と寛子さん。
朝ごはんまで作ってくれたらしく、私は深々と頭を下げてお礼を言って。
食事亭まで行った。

もう、勇利君はご飯を食べている途中だった。

「あっ、A…。」

と何か気まずそうな勇利君。

「あの、ヴィクトルとは何も無いから…!そこは安心しておいて…。」

「そ、そっか…!ならよかった…。」

そんなことあったら、こっちがたまったもんじゃない。

朝ごはんが置いてある、勇利君の隣に座り、しばらく二人で朝ごはんを食べていると。

服を着たヴィクトルがやってきて、私の向かい側に座る。

「も〜、A待ってくれたってよかったじゃないかぁ!」

「あんたが裸なのが悪いんです!!」

「んー?寝る時はどんな格好でもいいだろ?…それとも、もしかしてAドキドキした?」

図星である。

「は?するわけないじゃないですか!…ご馳走様!行ってきます!」

「え、もう行くのかい?送っていくよ!」

「結構です!ご飯食べててください!」


ほんと、調子狂う。

ため息をつきながら、入り口の引き戸を開けた時だ。

「…は?」


「「ヴィクトルが来てるって本当か!?」」

「「一緒に温泉入れるかな?」」

と、沢山の報道陣(?)が押し寄せてきた。

「うわうわっ…」

なんとか、報道陣の軍団を避け、学校へ向かう。

なんだったの…?今の…。


とりあえず私は、何か分かるかも、とSwitterを確認することにした。

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設定タグ:ユーリ!!!onICE , ヴィクトル・ニキフォロフ , 夢小説   
作品ジャンル:アニメ
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あーちゃん(プロフ) - 移転をしたのでしたら、移転先のリンクを載せて貰えると助かります。 検索避けされてるなら、尚です。 ランキングは、どの辺なのかも詳細なく、探しようがありません (2019年8月26日 21時) (レス) id: 19c8ad80b4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Plum | 作成日時:2017年4月1日 13時

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