ニセモノ彼女【爆豪勝己】 (ページ26)

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26日目ページ26

貴方side

姫「バカね…なんで来たのよ」

『ちょっと…心配になっちゃって…』

鏡の前に立たされて、何をされるのかと思ったら私の髪を切り始めた

『おぉ〜‼すごい！』

姫「べつに、あのままじゃ過ごしにくいでしょ」

『とゆうか手がハサミに…！個性？』

姫「えぇ…」

『首元がスースーするや…』

姫「けっこうざっくりいったからね」

ポンポンッと私の頭を撫でて「別に似合ってなくもない」と姫山は言った

(ツンデレだ…)『それよりも、本性ガッツリ出しちゃってるけど大丈夫？』

姫「もういいのよ…演じるのも疲れたもの」

『そっか……でも私、本性(そっち)の姫山さんが好きかな…！』

姫「……………き、キモい！」

『えぇ？！ひどい！』

姫「そろそろ本令だから帰るわよ」

『う、うん！』

帰る途中、姫山さんはケータイを取り出して私のケータイに電話番号を入力した「何かあったら連絡しなさい」だってさ。意外に可愛いところがある

姫「あ、それと…あんたのお友達。気をつけなさい」

『？？』

それだけ言って姫山さんは教室に帰ってしまった

(お友達……？菜月……？)