新撰組八番隊組長の愛刀は今日も本丸で戯れる (ページ32)

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二十三話ページ32

貴方side

『確かここを曲がった所に、部屋が…』

あ、あった｡皆いるかな？

『失礼します……』

鯰尾｢あ！Aさんじゃないですか！｣

乱｢え！？Aさん！？｣

五虎退｢あ…ほ、ほんとだ…｣

薬研｢誰かに用か？｣

『あ、薬研｡うん、そう｡一期と乱に用があるんだ｡』

乱｢え？僕？｣

一期｢おや、私ですか｡｣

『うん、明日の手合わせ私も付き添いって感じでいるからよろしくってことを伝えたくて｡』

乱｢え！じゃあAさんと手合わせ出来るかもってこと！やった！｣

秋田｢わぁ！羨ましいです！｣

骨喰｢俺は今日手合わせだったな…｡｣

鯰尾｢兄弟と一緒だったよね！｣

その後中々自部屋に戻るタイミングが取れなくてしばらく粟田口派の皆と喋ったり遊んだりしてた｡

一期｢さぁ｡もう夜も遅いですから寝ましょう｡｣

一期が少し経ってからふと言った｡

乱｢えー！僕まだAさんと遊びたーい！｣

薬研｢乱｡あまりいち兄に反論しない方が…｣

乱｢あっ…！う、ううん！なんでもない！早く寝よー！｣

やっぱり兄弟と言うだけもあるからかな｡

お兄ちゃんに怒られるということは怖いらしい｡

あれかな？えっと新撰組の隊士さん達が土方さんを【鬼の副長】って恐れてたみたいな感じなのかな？

あ、でもこの渾名(あだな)は後から付けられたものなんだよね｡

『じゃあ私もそろそろ行くね｡夜遅くにごめん｡』

短刀の皆が寝る準備を進めてるのをみて私も次部屋に戻った｡

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