新撰組八番隊組長の愛刀は今日も本丸で戯れる (ページ13)

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五話ページ13

貴方side

乱さんと前田さんが襖を開けてくれた先には沢山の刀剣男士がいた。

その中には昨日の案内の時にあった方々もいた。

主｢A、おはよう。眠れたか？｣

主は私に優しく問いかけてくれた。

『うん。眠れたよ。ありがとう主。』

前田藤四郎｢Aさん。主君の隣に座って下さい。｣

そう言われ、主の隣に座った。

主｢みんな座ったな？じゃあ、Aが来た記念を祝して乾杯！｣

｢｢｢｢｢かんぱーい！！！｣｣｣｣｣

かんぱいってなんだろう？って思いつつ、皆が何かを持って手を上げてるから、私も同じものを持って同じ様にした。

主｢ん？なんだ、A。【乾杯】の意味わかるのか？｣

『全くもって知らない。』

主｢ぶっwww真似してたのかww｣

『なんで、そんなに笑うの？』

主｢いや、それを真顔で答えられても…ww｣

そんなに変だったのかな。

主｢【乾杯】は、慶治や、健康を祝ったり、あとは祈りを盃を上げて祝うことだよ。｣

主｢と言っても、今の時代、そんなのをわざわざ調べるやつはいないと思うけどな。｣

主｢A。｣

『何？主。』

主｢もし分からないことがあったらみんなに聞けよ。皆優しく教えてくれるからな。｣

ここの本丸の人達はなんて温かいんだろう。

そう思った。

昨日だって、色々教えてもらった。今日だってわざわざ迎えに来てくれた。

こんな温かい本丸にこられて幸せだな。

と改めて思った。