4と968の傍白【文豪ストレイドッグス】

君という星に願いを。 ページ5

「………最初は、本当に死んだかと思ったんだ」



いや、一度死んだんだ。


でもこれはいつの間にか、都合の善いように作られた夢になってしまった。



「ねぇどうして気付いたの？」



織田作は、少しだけ笑って。



「お前は、昔から判りやすい」









　









お前は今、陽の当たる世界で生きているんだな









　









「織田作、私云いたい事が＿＿＿」


「お前は此処に来るべき人間じゃない、××が待ってるんだろう？」


「待って！織田作！！」


「大丈夫だ、お前は俺が居なくても生きていける」


「お願いだ織田作！待ッ！！」


「じゃあな、A」









　









「って………」


「Aさん！大丈夫ですか？意識が戻らないから心配で………」


「………嗚呼、死に損なったのか」



君にどうしても云いたかったのに。



「酷いなぁ………酷いよ、織田作」







君という美しき星(魂)に、願いを。









　









もう一度あの場所で君達と酒が飲めますように

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