私に貴方達のような翼は無い。【文豪ストレイドッグス×ハイキュー！！】

結「えっとぉ、十一話目でぇすっ！」 ページ13

香織side



………無茶したな。


無茶すると何時もこの夢を見る。

今思えば私の異能もこの時出てきたのだろうか。
あの会話は私の中でずっと繰り返される。

神様のボートに乗ってしまったから。
私以外の子達が全員殺された。

あの子達は屹度生きたかった。

私が………。


考え出したらキリが無い。

過去はもう変えられないんだ。


今を生きよう、今度こそあの人達を守る為に。


prrrrrprrrrrprrr

香「はい、江國です。」

太「私だよー、仕事の詳細云うから覚えて〜」

覚えてって………まぁいけると思うけど………。

太「まず、二週間後の合同合宿で一週間敦君、国木田君、私の三人で護衛する。」

香「質問、与謝野さんは？」

もし部員に危険が及ぶ時、与謝野さんが居なくてはいけない。

太「………彼女の治療はね、一般人からしてみればトラウマものだよ？善いのかい？」

香「了解、理解した。」

緊急時となれば屹度配置する心算なんだろう。
確かにあの治療はトラウマだ………。

まぁ、背中の跡は直らなかったんだけどね。

太「で、香織、おめでとう。やっと一年間の任務が終了する。」

香「ていう事は………。」

太「緒花グループを其処で潰す、善いね？証拠は充分出揃った。」

嬉しい反面、寂しいなあ。

私が居なくなるって云ったら皆どんな顔するんだろう。

忘れないで貰えたら、嬉しいや。

屹度、波乱に満ちた合宿になるだろうけど。

太「このくらいかな、じゃあ二週間後にまた。」

香「ん、じゃあね。」

………合宿中、お風呂どうしようかなあ………。

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