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おめでとう 【中原中也誕生祭】 ページ28

中也side



香「おめでとー!」

中「おい待て、ちょっと待て。」

何で今此奴が居るんだ。

流石に休日だからってこんな裏路地で会うわけねぇだろ。

そう思い乍此奴の顔を見ると、やけに嬉しそうで、背中には何かを持っていた。

隠せてるとでも思ってンのかよ、全ッ然隠せてねぇ。
寧ろ見えてる、紙袋か。

香「四月二十九日。」

中「あ?」

香「何か思い当たる節は?」

思い当たる節っつっても今日の日付じゃあ………あ?

四月二十九日?

もしかしてだが………。

中「俺の、誕生日か?」

すると紙袋から何かを取り出した途端、数秒でパーンという破裂音が響いた。

香「ピンポーン!だいせーかーい!」

手に持っていたのはクラッカー。

飛び出した紙が俺の頭や肩に落ちてくる。

一つだけ突っ込んで善いか?

中「お前其だけの為に紙袋持ってたのかよッ!!」

プレゼントだと思っていた紙袋は、地面に放り捨てられていて、物も入っていなかった。

香「あはは、まぁまぁ目瞑ってよ。」

云われた通りに目を瞑った。

今此処で目ェ開けたら目潰しされるに違いねぇからな。(昔太宰がやられてた。)←

数十秒経ったが、何の気配もしねぇ。
真逆居なくなったのか?

否、彼奴は意外に律儀だからな。
此処で居なくなりはしねぇだろ。

………してないよな?

やべぇ、不安になってきた。

香「開けて善いよー」

目を開ける。

香「happybirthday中也。」

渡されたのは、細長い箱とケーキが入った箱。

………。

中「阿呆か、俺一人で祝ってのかよ?」

香「………はぁ………つまりは家来いって事?」

中「当たり前ェだろうが、行くぞ。」

まぁ、此処数年じゃァ一番楽しい誕生日だ。









 









香「ちょっと中也、邪魔なんだけど。」

中「うっせぇよぉ!きょーはおれのたんようひなんらからなぁ!」

香「はぁ………面倒臭い。」

酔って翌日二日酔いだったのはまた別の話。

日「二十話目!!」→←白「十九話目〜」



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櫻夢(プロフ) - サクラさん» ヒェェェエ、有難うございます!!ご期待に添えるよう、頑張らせて頂きます! (2019年5月12日 15時) (レス) id: 1ae4b15f99 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - サクラ、この小説好き!!だから、頑張って!! (2019年5月12日 9時) (レス) id: 8f4ae8bf9f (このIDを非表示/違反報告)
櫻夢(プロフ) - 夢華さん» 頑張ります! (2019年5月9日 18時) (レス) id: 1ae4b15f99 (このIDを非表示/違反報告)
夢華 - 更新、頑張ってください! (2019年5月9日 18時) (レス) id: 2a7a626782 (このIDを非表示/違反報告)
櫻夢(プロフ) - 夢華さん» じょっ上位!?有難うございます!!更新頑張ります!! (2019年5月9日 18時) (レス) id: 1ae4b15f99 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:櫻夢 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Ymamihaa131/  
作成日時:2019年3月28日 12時

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