8.人外たちのハロウィン ページ9
「え、なにこれ」
「ふふーん、鐘の音聞こえたやろ？あれはあともうちょっとでハロウィンが終わりますよー、って言う合図なんよ、
そして、人外達のパーティのはじまりの合図でもある！」
坂田が、嬉しそうに話す
「そ、その服は？」
「これは人間の体ですよ、人間達はハロウィンの日に人外の仮装をしてお菓子を貰うでしょう？
僕らは逆で人間の体になって人間を楽しもうって言う奴です」
「ほら、お菓子っていうの？
キャンディ、マシュマロ、クッキーにチョコレートってやつ、あれが人間の体で喰うと上手くて上手くて…病みつきになるんだよねぇ」
「ハロウィンは俺らにとってもいい日なんだよ」
4人が少しだけ楽しそうに見える。
一年に一度、たった1度だが、それが楽しい。
それが幸せなのだ。
人外が人間のように笑える日、それがハロウィン
「…さ、Aもいこうや！！みぃーんな人間の姿してるから浮かへんよ、人間の匂いもみんなするし！！」
坂田が手を引く
「ま、いいんじゃねぇの、うめぇもんいっぱい食えるからさ、楽しんでこいよ」
「僕と踊りましょ、ちゃんとリードしてあげますよ」
「お前人間なら何がうまいか知ってるだろ、教えろや」
みんな乗り気で、女を誘っている
「…ごめんなさい、行きたくないです」
「…あ？」
「…まだ、ぼくらのことこわい？」
「…怖いですし、…パーティなんか今の気持ちで出来ません。…私は、」
「…バルコニーにいろ。」
「へ、」
「バルコニーは外へ出れないが外を見ることができるようにしてやる。
それで、我慢しろ」
堕天使はそう言うと、女の手を強引に引っ張り会場の扉にはいり、即座にバルコニーへ向かう
「…ありがとうございます」
「わがまま姫が逃げられちゃ困るんでね」
「逃げれませんよ、そうしたのは…」
「俺だから、できるだけのことはやってやる。」
女は堕天使の心の優しさを垣間見た。
堕天使。
彼は元々天使だったのだろう。
でも、堕ちた天使になっている。
こんなに心遣いができる親切な彼が、どうして、
彼女は心の中でそう秘めていた
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雨上がりのcrew(プロフ) - すごい。。。この作品私得←これからも更新頑張ってください！！ (2019年7月25日 19時) (
レス) id: 11f12a305b (このIDを非表示/違反報告)
さく - 更新止まってます！戻ってきてください！楽しみに待ってます！ (2019年7月7日 8時) (レス) id: 1b1d47c664 (このIDを非表示/違反報告)
ちうんと(プロフ) - 羽来々さん» 返信が遅れてしまい申し訳ございます！！コメントありがとうございます、面白いと言って貰えてとても嬉しいです。不定期更新ではありますが頑張ります！ (2019年1月13日 21時) (レス) id: 78a6b0197e (このIDを非表示/違反報告)
羽来々 - 最近見つけたんですがとても面白くて続きめっちゃ気になります！更新大変だと思いますが頑張ってください！！ (2019年1月13日 0時) (レス) id: 0077a53052 (このIDを非表示/違反報告)
ちうんと(プロフ) - うさぎ@たまに冬雪さん» おぉ！おめでとうございます（？）面白いと言って頂けて嬉しいです！！これからも皆様の期待に応えられるように、不定期更新ではありますが、頑張っていきますね！ (2019年1月1日 23時) (レス) id: 78a6b0197e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちうんと | 作成日時：2018年12月15日 13時
