7.鐘の合図 ページ8
紫髪紫目の迷彩服の人に腕をひかれ
賢者のうでから逃れた女
「あ、まーしぃ、取らんといてや！！」
「は？見た感じうらたさんの奴やろ、唾液の匂いするし、…ええ匂いに混じってくっせぇ臭い」
「僕の子なんですけど」ぼそ
「志麻…この野郎、ぶっ殺して欲しいならそう言えよ」
「生憎、もう死んでるんでね、はいよ」
紫の彼は女をとん、と押して堕天使は受け止める
「…新しい家畜さんだな、俺は志麻。見ての通りゾンビ。
あんたは？」
「…Aです」
「へぇ、Aって言うんやね、ええ名前やん」
「俺の家畜だから、誰も手ェ出すんじゃねぇぞ」
「…僕が見つけたんですけどねぇ！！」
僵尸が声を荒らげた。
「…ふーん、まぁ、いいか。、
じゃ、A幽霊船へようこそ。せいぜい寿命が伸びるようにうらたさんに使えるんやな」
「や、か、ら！！僕の子ですぅ！！！」
僵尸がまた声を荒らげた。
「…幽霊船？」
そこで、女はやっと気づく。
ここは、先程までいた路地裏ではなく、ボロい建物のようで、軽く揺れている。
「…え、気づいてなかったんですか？」
「え、ええ、全く」
「…随分、鈍感ですねぇ、…あの路地裏は幽霊船を止めている場所でしてね。
人外にだけ姿を現すんですよ。
まぁ、あなたは僕が招待したので、入れた、ということです」
「は、はぁ？」
よく分かっていない、非現実的すぎて、
と頭の中で思っている女だが、目の前にいるのは非現実的な存在の代表であることに気付いているのか、
そんな時だった。
かぁん！
かぁん！
かぁん！
けたたましくなる鐘の音。
外からではない、まるで自分の中から聞こえてくるような鐘の音に戸惑う女。
「…！さぁ、宴の始まりだぞ！！」
「準備しなくちゃ！！」
「もうハロウィンが終わっちゃう！！」
「おかし、おかし、おかし、…」
「幽霊船に帰らなくちゃ…！」
ざわざわと聞こえる風の音…ではなく、まるでテレパシーのように頭の中に届く声。
「…さぁて、と」
「パーティが始まるなぁ」
「俺、この服嫌いやわぁ、動きづらい…」
「我慢してください、これから楽しいことが始まりますからね、」
振り向くと4人が正装をしていた
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雨上がりのcrew(プロフ) - すごい。。。この作品私得←これからも更新頑張ってください！！ (2019年7月25日 19時) (
レス) id: 11f12a305b (このIDを非表示/違反報告)
さく - 更新止まってます！戻ってきてください！楽しみに待ってます！ (2019年7月7日 8時) (レス) id: 1b1d47c664 (このIDを非表示/違反報告)
ちうんと(プロフ) - 羽来々さん» 返信が遅れてしまい申し訳ございます！！コメントありがとうございます、面白いと言って貰えてとても嬉しいです。不定期更新ではありますが頑張ります！ (2019年1月13日 21時) (レス) id: 78a6b0197e (このIDを非表示/違反報告)
羽来々 - 最近見つけたんですがとても面白くて続きめっちゃ気になります！更新大変だと思いますが頑張ってください！！ (2019年1月13日 0時) (レス) id: 0077a53052 (このIDを非表示/違反報告)
ちうんと(プロフ) - うさぎ@たまに冬雪さん» おぉ！おめでとうございます（？）面白いと言って頂けて嬉しいです！！これからも皆様の期待に応えられるように、不定期更新ではありますが、頑張っていきますね！ (2019年1月1日 23時) (レス) id: 78a6b0197e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちうんと | 作成日時：2018年12月15日 13時
